畑仕事/今日はダイコンと長ネギの収穫だけ … 畑仕事・WanderVogel2016/02/01

畑の白梅
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日曜日が仕事で潰れてしまったので 今日(月曜日)夕方、小雨がパラつくような肌寒い天気でしたが、畑に行って収穫だけしてきました。
このところ、急に冷え込んできたこともあって、畑仕事もなかなか気が進まず、間が空いてしまってました。
そんなわけで、まぁ様子見を兼ねて行ってきたと言うことですが、こんな冷え込んだなかでも、畑脇の白梅は寒さに負けずに初春らしく花を咲かせていました。

この時期、植えている作物は、ダイコンと長ネギだけですので、収穫と言ってもさびしいものですが、ダイコンだけはまったく元気に太く大きく育っています。
カブはあまり大きくならず今期は失敗だったのに比べ、ダイコンだけは毎年毎年失敗なく大きく育つので、ズボラな僕にとっては冬の野菜の優等生です。

近くにはロウバイも咲いていて、寒い中でも春らしい雰囲気はそこここに見ることができます。

というわけで、今夜も夕飯はまた鍋ですよ・・・

西丹沢/ヤマユリの枯れた実(朔) … 自然観察・WanderVogel2016/02/02

西丹沢・ヤマユリの実(朔)
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この時期に西丹沢の林道を歩くと、山側の斜面にたくさんこのヤマユリの枯れて裂けた実(朔・さく)を見ることができます。

実際には晩秋から初冬にかけてヤマユリはすでにこの姿になっていますので、その頃から見られるのですが、周囲の草木がすっかり枯れて無くなるこの時期は良く目立ちます。
ヤマユリは球根(いわゆるユリ根)ですので、毎年花を付けますが、その花の数は年々増えていき、多いものでは十数個も付けることがあります。

蕾みから花になり、このような実(朔)を付け、割れるまでのヤマユリの花の一生を観察してみると、面白いことに気が付きます。
ヤマユリは蕾みの時には下を向いていて、花を咲かせる時期には水平に咲き、実を付けると上向きに、と変化していきます。

横向きに花を咲かせる訳は、受粉するのに虫が入りやすいようにしているのでしょう。
実(朔)が上向きになるのは、朔の中に入っている大量の種子(なんでも1つの朔に400〜500粒も入っていると言いますから、この朔が1本に5個ついている株だとすると、1本で2,000〜2,500粒もの種子が生産されるということになります)を風に載せてまき散らすための工夫です。

朔の中にはコーンフレーク状の薄い翼を持った種子が詰まっていて、朔の裂け目から入った風が種子を上へと吹き飛ばし、風に乗って方々に飛んで行き、うまいことちょうど良い斜面に落ちればそこでまた子孫を増やすことが出来るという訳です。

この時期でも、朔の中に多くの種子が残っていることがありますので、出会う機会があれば朔の中を覗いてみてください。

ちなみにヤマユリは神奈川県の県花です。

自然系のアクセサリー:1 … 自然観察・WanderVogel2016/02/05

自然系のアクセサリー
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野山に入るといろいろ面白いものを拾って持って帰ることがあります。

このblogでも時々登場していますが、落ち葉や松ぼっくりなどの実、鳥の羽、などなど変わっていて、不思議な形状をした「落とし物」を拾うことが出来ます。
僕の場合はまだそれを使って何かを作ろうと思っているわけではありませんが、自然の造形の面白さについつい手に取ってしまうのです。
子供相手のイベント(自然工作教室など)では、数年前から子供たちと一緒に何かを作ったりしているが、いままではそんな程度でした。

今日は土の造形物を作っておられる先生のアトリエにうかがったのですが、その時に出会った方が写真のような種を使ったアクセサリーを作っている方で、いろいろ話しをすることが出来ました。
採取場所は主に、中央線沿線の農家や公園ということで、山から採ってくるということではなかったのですが、こうして作り上げたものを見ているとあらためて自然の造形の面白さが解ります。

ちなみに、写真に写っているものを少し解説すると、黒い玉は「ムクロジ」の種です。
ムクロジは漢字では「無患子」と書き、縁起が良いものとされています。お正月の(最近はあまり見かけませんが…)羽根突きの玉にも使われています。面白い溝の入った白い玉はセンダンの種子です。

茶色いハート形をした実はヒメグルミの実です。オニグルミの実は大きくてアクセサリー向きではないでしょうが、ヒメグルミの実は楽しい形をしているので、確かにこういったアクセサリーには向いているのでしょう。

それぞれ都会の林や公園、街路樹、庭木などで見かける樹木なので、採取も難しくなく、ある程度数も揃いますので、作りやすいのかもしれませんね。
作った方に聴くと、数は採れるがきれいな形だけを選別すると、けっこう捨てるものも多い、ということでした。

でも、山にはもっと変わったものも落ちているんですよねぇ〜。次回の低山歩きではそんな目で見ながら山を歩いてみよう。

何か面白いものが作れる「自然素材」が集まる気がします。

自然系のアクセサリー:2 … 自然観察・WanderVogel2016/02/06

自然系アクセサリー
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昨日の続き、

自然素材のアクセサリー、左上はムクロジの実と丸く削ったモミジバフウの実、左下は同じくムクロジの実とヒメグルミの実、右のバスケットに入っているのは加工前の素材など。
モミジバフウは街路樹に植えられているのを良く見ます。横浜では、みなとみらいの横浜美術館裏の街路にメタセコイアなどとともに植えられていて、トゲトゲした実を付けているのを見ます。本家のフウよりもモミジバフウのほうが街路樹ではよく見かけます。

素材の中にもバスケットの上の方にトゲトゲした実が見えると思いますが、中に入っている種がこぼれ落ちてしまうとスカスカの姿になり、一見すると植物の実には見えない面白さがあります。

バスケットに入っている下の方のは、ヒマラヤスギの松ぼっくりの先端(シダーローズ)です。ヒマラヤスギは杉と名が付いて言いますが、実はマツの仲間ですのでその球果はやはり松ぼっくりです。松ぼっくりであるならばパインローズなのでは?、と思ったりしますが、なぜかシダーローズと言います。
ヒマラヤスギの植えてある大きな公園などでは運が良ければ足元にこのシダーローズがころがっているのを見ることがあります。ただし、高さが30mを越えるくらいに成長したヒマラヤスギでなければ、球果(雌花)は出来ませんので、大木を探すのがポイントです。

ヒメグルミは日本に自生するのクルミのうちのひとつで、自生するクルミには他にオニグルミやサワグルミがあります。
どちらも山では川沿い、沢沿いに自生していますが、どちらもヒメグルミとオニグルミは実の付き方なども似ているので遠目で見分けるのはけっこう難しいです。
実の周りに付いている果肉部分を取ると、違いは一目瞭然でヒメグルミの種はハート形をしていてアクセサリー向きなのかもしれません。

アトリエ・テラ:土の先生のatelier訪問 … ART・WanderVogel2016/02/07

アトリエ・テラ、光る泥だんご
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僕が「土の先生」と読んでいる、上石神井の田村先生の工房「アトリエ・テラ」の室内は、まさに「お宝の山」でした。というお話し。

先生は土壁や磨き壁(大津壁)、漆喰、染色(泥染め)、など「土」にやたらと詳しい方なのですが、ここ十数年は「光る泥だんご」でも各地で活躍されています。
先生とはもうかれこれ十数年のお付き合いをさせていただいていますが、アトリエを訪問するのは実ははじめてなんです。
いままで、ずいぶんいろいろなところにご一緒させていただいていて、何日も泊まりがけで行動を共にしていた時期があるというのに、考えてみるとアトリエに入ったのは始めてでした。

さすが、いろいろ土に関する研究・製作をされているだけあって、アトリエの中はお宝の山です。もちろん「光る泥だんご」もいろんな種類のものが所狭しと飾られていました。
「光る泥だんご」に限らず、磨き壁に和紙の型で染め抜いた土壁作品とか、螺鈿を埋込んで磨き出した作品とか、土染めの作品とか、目を引くものがあちこちに無造作に置かれていました。

自然農法で作った野菜を中心とした食事(ランチ)を、これまた一風変わった民家風のカフェで一緒にいただきながら、3時間以上も話し込んでしまいました。

先生はデザイン学校で教えていた時期が長いのですが、本来は建築家で日本建築・民家の古い技法や工法にも詳しい、土の建築の専門家なんです。
歳は一回りくらい上なのですが、まだまだパワフルに走り回っています。
素晴らしい。僕も大いに見習わなくっちゃ!

家の片付け・中央アジアのがらくた達 … ART・WanderVogel2016/02/08

中央アジアのがらくた達
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昨日・今日と時間があったので、以前より気になっていた部屋の大片付けに手を付け出しました。

家の中で一番場所を取っているのが、雑多な本たちなのですが、負けじと場所を占めているのが世界各地で見つけて持ち帰ってきた「がらくた」たちです。
金銭的に価値のあるものは何一つないのですが、みなそれぞれ思い入れがあって捨てるに捨てられない、という感じで、片付けたつもりでも変わらずごちゃごちゃしています。

本の方は、久しぶりに整理してみると古いコンピュータ関係の本や、解説書、カタログなど今となっては全く用を為さないものがたくさん残っていたので、これらは片っ端から捨てます。古い建築の技術書やデザイン本なども遠慮なく捨てる側に選別して行きます。小説本なども一度読んだものなどは迷わず捨ててしまおう。
でも、紀行文や写真集などは古くてもなんだか捨てられないんだなぁ。

食器棚の中もついでに整理します。棚からすべて出して選別していくと、いらないもの(普段使っていないもの)ってけっこうたくさんあるもんです。
箱に入ったままそのままの姿でしまわれている食器もいくつも出てきます。
始めに食器の量を半分に減らそうと目標を立て、量産品を中心にどんどん捨てる側に選別して行きます。

明日は、書類、事務用品・文房具類を捨てよう。
昔使った道具類が今も後生大事に仕舞われていて、いらないものがいっぱい出来そうだなぁ。

工作教室イベントの予習・シュロバッタ … インストラクター・WanderVogel2016/02/11

シュロバッタ工作
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建国記念日の今日(2/11)の午前中、イベントで教えるシュロバッタの作り方の予習をしてきました。

インストラクター活動の中での工作イベントで、シュロの葉を使ってバッタの工作をすることになり、その予習に行ってきました。
ネットなどで調べると、作り方などがたくさん載っている「シュロバッタ」と呼ばれる工作です。

作り方は非常に簡単で、作るに際しても特別な道具が一切いらないので2〜3時間程度の工作イベントのアイテムとしてはもってこいかもしれません。
簡単に作れるとはいってもやはり作り手の手先の器用さや几帳面さが出来上がりにかなり影響が出るので、ひとつひとつキチンと手順を踏んで作り込む必要があります。
まぁ、そこが唯一のコツということになるんですけどね。

シュロの葉っぱは、町中や里山を歩く時に少し気をつけていると公園の植え込みや道端で良く見ますので、(住宅の敷地内はまずいですが、、、)1枚くらい失敬してくるのは問題ないでしょう。

尾の長さや大きさ、後ろ足の形状などを工夫すると、2〜3種類のバッタを表現することが出来ます。

畑仕事/耕運機掛けと若干の収穫と+α … 畑仕事・WanderVogel2016/02/16

畑の雑草・オオイヌノフグリ
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春のような(というか初夏のような)気温が続き、畑仕事にはちょうど良い気候です。
というわけで、3時間びっちり耕運機を掛けてきました。
(前回の手作業による土起こしでしっかり下地を作っておいた畑のうちの一面を、今年2回目の耕運機掛けです。)

今月末か来月の頭には、ジャガイモを植える予定なので、その下準備というわけです。
ジャガイモ(種イモ)はすでに知人からいただいているので、切り口に付ける草木灰といっしょに農作業小屋にしまってあります。

2月1日の時と同様に、今日もダイコンと長ネギを収穫してきました。
ダイコンは今月いっぱいが食べ頃です。来月になるとトウ(薹)が立ってしまって、美味しくなくなるので、頑張って食べなきゃ!

ついでに、畑脇に(自然に?)生えている「ふきのとう」のうち、ちょうど良い頃合い(若い芽)のものを見繕って5〜6個摘んできました。
ちなみに、ふきのとう(蕗の薹)の「とう」も同じ「薹・トウ」のことで、ふきのとうもトウが立ってしまうと食べられなくなりますから、「ちょうど良い頃合い」というのはとても大切です。

ふきのとうは天ぷらで食べるのが一番季節感を感じて美味しいのですが、今日はダイコンといっしょに鍋に入れることにします。


畑の周りは水仙の花が終り、替わってオオイヌノフグリが可愛らしいブルーの小さな花をたくさん付けています。
この可愛らしい花も来週には刈り払い機でバッサバッサと刈り取ってしまいます。かわいそうですが、農作業にとってこれも畑の雑草なんです。

車を車検に出してきた帰りにモノレール … 車のこと・peugeot2016/02/17

金沢八景・琵琶島
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今日、車を車検に預けてきました。
長く乗ってたpeugeot307から、ちょっと大きめのpeugeot307SWに乗り換えて10年目、4回目の車検です。

ディーラーに預けた帰り、ホントに久しぶりにモノレールに乗って金沢八景まで戻ってきました。
JR新杉田から海沿いを通って金沢八景までの区間を走る「金沢シーサイドライン」というモノレールです。いつもは主に鉄道(京急線)を使っているので、モノレールの存在自体も忘れてしまうほど僕にとっては普段全く馴染みのない交通機関なんです。

金沢八景には3本の公共交通ラインが通っています。品川・横浜方面あるいは横須賀・三浦半島方面へ向かう京急本線、金沢八景から六浦、神武寺を経由して新逗子までの間を走る京急逗子線、そしてこの金沢シーサイドライン、という3つのラインです。

金沢八景駅は国道16号を挟んで海(平潟湾)と接していて、釣り船、釣舟宿が多く、近くに漁港もありますので、海の玄関口と言えなくもないのですが、僕があまり海好きではないのでその魅力はいま一つピントきません。

モノレールはその平潟湾沿いの海上を走り、野島の手前で大きく左にカーブして柴漁港や海の公園を経由し、八景島シーパラダイスへと伸びていきます。
写真正面の小山のような森が野島という島で、その手前に横に延びている橋のような構造物がモノレールの高架橋です。
一昔前までは、モノレールも手前のマンション群もまったくなかったので、駅前から海に浮かぶ野島の景色が良く見えたものですが、だんだん駅前の景色も変わっていきます。

中央に浮かんでいるのは瀬戸神社境内の施設のひとつで、弁財天を祀っている「琵琶島」という海に飛び出して作られた人工の小島です。源頼朝が三島明神を勧請して治承4年(1180年)に瀬戸神社を創建した際、夫人の北条政子が琵琶島(弁財天)を創建したということです。
もともとは神社を背にして左側の海中にあったものだそうですが、昭和41年の国道16号線拡幅工事の際に現在地に移設されました。

ひさしぶりにモノレールの金沢八景駅(海の上に造られている)から琵琶島を見下ろしたので、写真を一枚撮ってみました。


帰り道、このモノレールの高架下脇に延びる散策路にいっぱい落ちていたソテツ(蘇鉄)の乾いた実を拾って帰りました。
散策路にはセンダンの木が街路樹として何本も植えられているので、センダンの実が残っていないものかと目を凝らして探してみたのですが、さすがにこの時期には一個も見つけることが出来ませんでした。
ソテツの実はそれなりにみなかたちが整っていて、サイズも大きく、何か自然工作で使えそうな感じがします。

あらためて平潟湾沿いで種子採取 … 自然観察・WanderVogel2016/02/18

種子採取
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朝方に平潟湾沿いの遊歩道を散策し種子採取してきました。
ソテツ(蘇鉄)の種子、センダンの種子、カヤ(イチイ科カヤ属)の種子?、トベラの朔果、カナリーヤシの種子、スダジイの種子、ニワトコの種子などなど。

特に、ソテツの種子は出来立てのものから乾燥し固くなったもの、表皮が落ちて白い殻の状態になったものまでさまざまな状態のものを採取することが出来ました。
こうして並べてみると、自然の作り出したものの面白さ美しさにホント関心してしまいます。

センダンの種子は落ちてこの状態になってからずいぶん時間が経過してしまっていたので、(本当は真っ白い種子なのですが)すでに表面が少し荒れてしまっていました。
ちょっと残念な状態だったのですが、センダンの木の下を丁寧に探すと、とりあえず十数個見つけることが出来ました。

カヤの実?は、瀬戸神社境内に生えている古カヤの下に大量に落ちていたのでいくつか拾って帰りました。
このカヤの古木は、樹齢700年と伝えられる金沢区内最古のもので、横浜市古木名木に指定されているものだといいます。昨日も書きましたが、瀬戸神社は源頼朝が治承4年(1180年)に創建したと伝えられる由緒ある神社で、境内にはこの他にもイヌマキやケヤキの古木が植えられていました。
カヤの実に「?」を付けているのは、持って帰ってから良く見てみると、いくら乾燥して表皮が縮んでしまったとはいえ、種子の形がなんとなくカヤっぽくない。次回行ったときに再確認して来よう。もしかすると隣の樹木の種子だったりして?まぁ、さすがにそれは無いだろうけど、気になってしまって何となく気分がスッキリしない・・・


遊歩道にはエンジュ、センダン、クスノキ、カナリーヤシ、ワシントンヤシ、クロガネモチ、ブラシノキ(ハナマキ)、コブシ、サルスベリなどの中高木に混じって、低木のトベラやシャリンバイ、ハマヒサカキ、ゴモジュ、マメツゲなどが植えられています。

シャリンバイの実はすべて鳥に食べられてしまっていて枝には一粒も残っていませんでしたが、トベラの方は朔果ですので、割れた中身の種子は食べられていますが、外側の殻と種子を包んでいたネバネバした粘着質の物質が殻の内側に残っていました。

サルスベリも葉を落とした枝先にたくさんの枯れた朔果が風に揺れていました。

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