ドライフライ、楽しんできました … Fly fishing・WanderVogel2017/04/15

西丹沢・世附川水系のイワナ
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西丹沢のK沢に出かけ、自然の中を歩き、フライロッドを振ってきました。

前回同様、(晴れる日を選んでいるので当然ですが)空は良く晴れて、気温は日中20℃まで上がり、なんだか初夏の渓相になりつつあります。
水温も高くて渓魚の活性も上がり、ドライフライを追って来るようになってきました。
ただ、相変わらず沢の中には落ち葉や枯れ枝がたくさん滞留していて、ドライフライを流すたびに引っ掛かってしまいます。

鋪装されていない細い林道歩きが往復4時間から4時間半あり、毎回しんどい思いをするのですが、これも次回のネパールトレッキングの足慣らしを兼ねて、と割り切って楽しんでいます。また、沢沿いの林道は、春の花や芽吹いたばかりの新芽・新葉などを観察するのにはもってこいで、写真を撮ったりしながら歩くと時間の経つのも忘れるほどで、長い距離もそんなに苦にはなりません。

4月初めには見られなかった花や木々の新葉が、わずか2週間経っただけで景色や目に入る色合いが一変していました。
黄色い可愛らしい花を枝先にいくつも咲かせたアブラチャン、白い花を付けたヤマザクラやモミジイチゴ、紫色のミツバツツジの花もあちこちで開花しています。
薄い黄色の花をいくつもぶら下げているキブシ、柔らかい緑色の新葉が目立つヤマアジサイやカワヤナギ、薄い紫色の雌花・雄花を付けたミツバアケビ、陽当たりの良い斜面ではウツギの蕾みももう開花寸前といった感じでした。
足元にはタチツボスミレやフデリンドウ、ミヤマキケマン、ジロボウエンゴサクなどが彩りを添えています。濡れた岩壁にはイワタバコの新葉が展開し始めています。
沢沿いにはハナネコノメソウやヨゴレネコノメソウなどが群生して咲いていました。

ストーキングしながら近づいた小さな岩の向こう側に、丸々と太ったアナグマが潜んでいたのにはちょっとビックリしました。ひょいっと捕まえられそうなくらいおっとりとした動きでモタモタと逃げて行き、岩の下の穴に潜り込んでいきました。
アナグマはタヌキ同様に人里近くに暮らしているものと言うイメージがあったので、こんな山中(しかも谷間で)にも棲んでいるんだなぁ、とちょっと驚きました。

また、狭い沢の中ではまるで似つかわしくないほど大型のカワウがいたのにもちょっとビックリ!
こんな凶暴な鳥が細い沢の中をウロウロしているのでは、渓魚たちも安心してヒラキには出て来れないよなぁ。


今日は前回までとは少し違う沢(水の木沢支流のK沢)に入り、源流部を詰めて魚留めあたりまで遡行しましたが、この沢はヤマメに混じってイワナも生息していて、丸々と太った24cmオーバーのイワナが2匹ドライフライに出てくれました。
サイズはそこそこですが、ネイティブな魚なのでさすがに引く力は強くて、ロッドを曲げて楽しませてくれます。
ヤマメはヒラキ付近に定位しているものをサイトフィッシングで狙い、なかなかスリリングな釣りを楽しむことが出来ました。

行動時間(駐車場を出てから戻って来るまで)10時間弱、歩行距離=20~22kmくらいと、いつも同様ハードな釣行となりました。

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