弱々しく小さなキノコだが、存在感は半端ではない … 自然観察・WanderVogel2017/08/31

ハリガネオチバタケ
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丹沢・戸川の森林整備フィールドでのキノコ、連続投稿 その2。
雑木林の濡れた落ち葉の上から立上がり、傘を広げていたハリガネオチバタケ(針金落葉茸)。

これとそっくりなキノコに、褐色バージョンのハナオチバタケ(花落葉茸)というのがある。どちらも同じホウライタケ科ホウライタケ属です。
その違いについては「胞子」を顕微鏡で観察しないと確実な同定は難しいそうですが、傘のヒダの数である程度同定出来ると書かれているものもあります。
それによると、傘のヒダが13枚~15枚(傘径=1.0~3.0mm)あるのはハリガネオチバタケ、傘のヒダが16枚~19枚(傘径=0.8~1.5mm)と少し多いと褐色バージョンのハナオチバタケ(花落葉茸)というように区別することが出来る。
それを信じると、このキノコの場合、傘のヒダは14枚程度ですので、ハリガネオチバタケということになりますな。

キノコの同定でヒダの数を数えることくらいは僕にでも出来るが、顕微鏡を持ち出しての胞子鑑定なんていうことになると、もはや専門的すぎて素人にはかなりハードルが高いよなぁ。

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