枯れた枝に花を咲かせるハナビラニカワタケ … 自然観察・WanderVogel2017/09/01

ハナビラニカワタケ
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雑木林の枯れた枝に花を咲かせるハナビラニカワタケ。

晩秋のキノコとされていますが、8月後半でもこんな感じで見られました。
ナラやカシなどの広葉樹や針葉樹の枯れ木、枯れ枝に取り付く、ごく見慣れたキノコのひとつです。

キクラゲやアラゲキクラゲ(キクラゲ科)の仲間ですが、科はちょっと違ってシロキクラゲ科に属すそうです。白くは無いのだけど、、、
確かに形状からすると、キクラゲよりはシロキクラゲに何となく似ています。
全体がゼラチン質で、キクラゲ同様に無味無臭で食用にもなります。

ただし、黒い色をしたクロハナビラニカワタケ(一見すると、色といい形状といい、海のメカブに瓜二つ)のほうは有毒で、危険なキノコとされています。

山上の畑を飛び回っていたアカボシゴマダラ … 自然観察・WanderVogel2017/09/02

アカボシゴマダラ
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預かっていたワンコにお帰り願って、やっと静かな日常を取り戻せています。

3日~5日に一度のペースで畑に出掛けては収穫をしていますが、毎回毎回 十数本のゴーヤとオクラが採れるので、すでにウンザリしている状態です。
昨日は、畑脇のちょっとしたヤブに長さ80cmほどの丸々としたマムシが潜んでいたのにはビックリしたなぁ。
うっかり踏みつけるところでした。しばらく2人?とも固まってしまった状態のあと、マムシはのんびりした足取り?で逃げて行きました。

写真は、畑の周りを飛び回っていたアカボシゴマダラ(夏型)の姿。

アカボシゴマダラは、今年(2017年)7月に環境省が正式に「特定外来生物」に新規指定した外来種の蝶です。
基準の細目のパブリックコメントを経て、今月(9月)中にも「飼養・運搬・放出」「譲渡」「輸入」等が厳しく規制される予定です。

外国(中国大陸)生まれとはいえ、きれいな蝶々がそのへんを飛び回ることの何がいけないのかと言うと、オオムラサキ・ゴマダラチョウ・テングチョウなど、幼虫期にエノキを利用する日本在来の蝶類と競合し、本来そこに生息してきた種が駆逐される恐れがあるからなんです。
そして、さらに悪質なのは、これら外来種のアカボシゴマダラがはびこる大きな要因が、「放蝶ゲリラ」と呼ばれる外来種を人為的に野に放つ違法行為にある、という点です。

すでに一部地域ではこの野外放逐の規制をはじめていたところもあるというのですが、今回「特定外来生物」に指定されたことで、全国規模で網をかけられたという点が大きく評価されると思います。

本来そこにあってはいけないものがある、という不自然さは人為的であれ不作為であれ、人が介入しての結果であるならばやはり正していくべきでしょう。

丹沢・三𢌞部林道から西山林道を歩く … 自然観察・Volunteer2017/09/03

ヤマジノホトトギス
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10月に行なわれる会主催の森林探訪の踏査で、寄集落から三𢌞部林道・県民の森・西山林道を歩いて来ました。

時より晴れ間が出て強い陽射しが差し込むこともあったが、概ね曇り空で大汗をかくほどには気温も上がらず、快適な山歩きが出来ました。
僕自身は今回は下見に出られず、本番も一般参加で参加しようと思っているので、いつもよりは気が楽です。

夏から秋へと季節が変わる狭間なので、咲いている花や目を引く実も少なく、踏査としてはちょっと物足りなさを感じなのだが、あとひと月以上も後の実施なので、その間にはいろいろ魅力的な花・実の姿を見ることが出来ると思います。

今日は、コース全体の概要の見直しと、コースタイムや休憩ポイントの確認、生えている草木のおおよその確認というのが主目的でした。
コース上にはヤマホトトギスとヤマジノホトトギスの両方が咲いていました。

夏野菜から冬野菜への切り替え … 畑作業・WanderVogel2017/09/05

畑仕事
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今日は晴れ間が期待できたので、午前中に畑作業をやってきた。

周りの草刈りをして畑に耕運機を掛けて、今日はここまでで作業終了です。
ゴーヤとオクラはまだ実を付けそうだったので、抜かずにおいておこう。庭の脇のサンショウの木にもたくさんの紅い実が付いていた。

今日、時間があればダイコンの種の植え付けまで一気にやってしまいたいところでしたが、なかなかそうもいかないのがもどかしい。
秋雨が続く前に終らせておきたいものだ。

スベリヒユやコニシキソウといった雑草がはびこっていたので、かまわずバッサバッサと刈っていきます。
スベリヒユは美味しい野草として隠れた人気なのだそうだが、畑に生えていればやはり雑草です。

キンカンは7月の始めごろに1度目の花が咲き、けっこう実を付けているが、9月に入り2度目の開花があった。
1度目の開花の時は蜂がたくさん来ていたが、今回は蟻がたくさん花に集っている。蟻が受粉の手助けをしているのだろうか。
キンカンは自家結実性があり、1本でも実を結ぶ。

1度目の開花ですでに70~80個の実を付けているが、ものの本では2度目の方がたくさん結実すると書いてあったので、この分では今年も豊作だろう。

まだ数回は収穫出来そうな島オクラ … 畑作業・WanderVogel2017/09/06

島オクラ
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昨日の午前中の畑作業、今週は雨が降ったり止んだりの天気だというので、ナイスタイミングだった。

そろそろ夏野菜も終わりと思い、あらかた引っこ抜いて整理をしたのだが、ゴーヤとともに残した島オクラ。
島オクラは僕の背丈以上に成長していて、まだ花も蕾みも付いているいるので、今月中ごろまでは収穫出来るかな。
ゴーヤも花や小さな実もまだ付いてはいるが、こちらのほうはそろそろ終わりだろう。(とはいえ、昨日も10本以上の収穫はあった。)

島オクラというのは沖縄のオクラだそうで、今年初めて2本だけ苗を買ってきて育てたのだが、これがなかなか出来が良かった。
オクラ好きなので、毎年何本か植えて作っているだが、いままでは角張った角オクラが主で、この丸オクラは初めてでした。
角オクラと違って大きく(長く)育っても硬くなりにくく、多少収穫の間隔が空いてしまっても硬くて食べられない、なんてことがないので重宝しました。
来年も植えるとしたら絶対に島オクラのほうだな!


畑では基本的にいろいろな種類のものを隣り合わせで棍植して育てているからなのか、年によって収穫量に大きなバラツキがあります。

昨年大豊作だった万願寺とうがらしは今年はどういうわけか全くの不作で、ピーマンや唐辛子も不作でした。

オクラは島オクラと普通の角オクラを何本か混ぜて植えているのですが、角オクラの出来はあまり良くなく、島オクラのほうは豊作でした。
シシトウも今年は豊作で、万願寺とうがらしが不作の分を補ってくれました。

ゴーヤは毎年同じように今年も大豊作でした。手間もかからずに次から次と良型が出来てくれます。
ということで、今年も近所や知り合い、ボランティア仲間などに配って歩くことになりました。

昨日、やっと畑に耕運機を掛けたので、早いとこダイコンの種蒔きをしたいところなのですが、今日から3日間くらいは雨予報なので、作業ができるとしても今週末かな。

とりあえず、ダイコンと小カブの種を買って用意しておこう。

丹沢・三𢌞部林道から西山林道を歩く:2 … 自然観察・Volunteer2017/09/07

ガガイモの花
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寄集落から三𢌞部林道・県民の森・西山林道でのスナップ。

花の内側に長い毛が密集していて、かなり特徴的な花を咲かせるガガイモ(キョウチクトウ科/APGⅢ:以前はガガイモ科)。
ツル性植物なので、林道沿いの陽当たりの良い斜面に他のツル性植物たちに混じってひっそりと咲いていました。
写真のガガイモの花は他でよく見るピンク色がかった色ではなく、かなり白っぽいのでパッと見の印象が違って見えましたが、花の中心から長く飛び出している花頭がまごうことなきガガイモの花ですね。

昨年行ったネパール山行のまとめ … Nepal Trekking・WanderVogel2017/09/08

霜の降りた高原の草
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昨年の11月末から12月初めにかけて行った「ネパール・トレッキング」のまとめにやっと手を付けることが出来、とりあえず日記風にまとめ「goo blog」にUPしました。

山行中にメモを取っていましたから原稿自体は揃っていたのですが、無精な性格なのでなかなかそれをまとめることが出来ず、今に至るまで延び延びになっていました。
次の海外山行までにはまとめておかないといけない、という焦りもあって半ば強引に作業を進めましたので、誤字脱字があるのは勘弁してもらって、興味があれば見てみてください。

nagao's blog WanderVogel : http://blog.goo.ne.jp/hd2s-ngo

ダイコン・カブ・芽キャベツなど冬野菜第一弾 … 畑作業・WanderVogel2017/09/09

ダイコンの種蒔き
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先日、草刈りと耕運機掛けをした畑に今日は種蒔きをしてきました。

ダイコンとカブと芽キャベツを植えました。ブロッコリーも植えたいのですが、苗を買い忘れてしまい、次回の仕事になります。
次回は残ったゴーヤとオクラ、シシトウなどを全部整理して、その場所に植えようと思っています。

今日は秋晴れの空の下、日中の陽射しのある時間帯での作業でしたが、真夏の作業と違って殺人的な暑さにはなりませんでした。

あきらかに夏から秋に季節が移っているのを感じます。

フォッサマグナ要素の植物を雨山に見に行く … 自然観察・WanderVogel2017/09/10

ビランジの花
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今日は丹沢・雨山の麓を登り降りしながら、フォッサマグナ要素の植物(*)の観察をしてきました。
毎年一回行なわれる観察会です。

丹沢には「フォッサマグナ要素の植物」と呼ばれる固有の植物が数多く生息をしています。
中には絶滅危惧種に指定されている植物もあり、貴重な植物群として保護されているものも多くあります。


今日見られたもの:
*シラヒゲソウ(白髭草)の花、*ビランジの群生、*ハンカイシオガマ(樊噲塩竈)の蕾み、*タテヤマギク(立山菊)の花、*フジアザミ(富士薊)の蕾み、などフォッサマグナ要素の植物の他、いろいろなキノコ類も観察でき、楽しい一日を過ごすことが出来ました。

雨山でもいろいろなキノコを見る … 自然観察・WanderVogel2017/09/11

ホウキタケの仲間
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昨日は丹沢・雨山の麓を登り降りしながら見かけた「ホウキタケの仲間」

ホウキタケの仲間は、図鑑などにはいろいろな種類が紹介されていますが、どうも食用のものと有毒のものが入り交じっているようで、少し聞きかじったくらいではその判別は難しい。

食用とされているもののなかでさえも、はっきりと安全性が確認されているというわけではないようです。
地方のキノコ直売所などで同種のものを見かけることがあっても、人によっては激しい中毒を起こすことがあるので、あえて食べるべきではない、と書かれている本もあるくらいです。

キノコを観察する際に、解説書などに書かれていることを読むと、姿かたちや大きさ、色、テクスチャー、時期だけでなく、そのキノコが何処に生えていたのか、どこから出ているか、が判別の大きなポイントになるようです。
土の上から直接出ているのか、落ち葉の上から出ているのか、林の中であればどんな林なのか?、針葉樹林なのか、広葉樹の林であれば、周りに生えている樹種は何なのか?、倒木や立ち枯れの木から出ているのであれば、その樹木の種類がとても重要だったりします。


さて、写真のホウキタケの仲間ですが、針葉樹・広葉樹の混じった林の続く稜線上の少し湿った斜面上の岩の間から出ていました。
その下に落ち葉や倒木などなどがあるようには見えなかった。

自然観察が主目的だったので、キノコといえども簡単に引っこ抜いて調べてみるというわけにもいかず、どこから出ているのかは確認が出来ませんでした。
帰って来てからいろいろ調べてみるのですが、「ホウキタケの仲間」だけでもたくさんの種類があって、簡単に同定は出来ないな。

キノコって、ほんと難しい。が、ほんと楽しい!

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