カメラ/ビデオとモバイルバッテリー … Nepal Trekking・WanderVogel2017/11/12

トレッキング・カメラと充電
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ネパールヒマラヤ・クーンブ地方の山歩き。
今回持って行くCamera・Video、それに付随する周辺機器などを並べてみた。


iPhone5s、FUJIFILM X10(+予備バッテリー1個)、OLYMPUS STYLUS Tough TG-850(+予備バッテリー1個)、GoPro5(+予備バッテリー2個)、といったところなのだが、今回それに加えて(写真左上の)モバイルバッテリーを2つ(20,100mAhと10,000mAh)と急速充電器(USB2.4A×2)を追加することにした。

カメラを2台持って行くのはメインとサブという意味合いもあるが、FUJI X10の動作環境が±0℃以上なのに対し、OLYMPUS Toughの方は動作時-10℃~、非動作時-20℃~とより信頼性が高いということもあって、かさ張るが2台持って行こうと思っている。

一方、Gopro5の方はというと、さすがに過酷な条件下での使用を想定して作られているのだろうから大丈夫かな、と期待している。
netで調べるとはっきりした動作環境のスペックは探し当てられなかったが、「寒冷地での使用のために本体にバッテリーウォーマーを内蔵していて、カメラ本体は発熱する仕様となっている」と書いてある記事がある一方で、「-20℃以下の屋外で動作しなかった」という記事もあることから、録画していない時は安易に出しっ放しにするのは危険なのかもしれない。


また、今回初めてモバイルバッテリーを持って行くことにしたのだが、一番こだわったのは信頼性と大きさ/重量についてだ。
トレッキング中はポーターがいるので、すべての荷物を僕が背負うということはないのだが、日本の山でも活躍させることを考えると出来るだけコンパクトであることはやはり重要だと考えた。
netで検索して、ネームバリューのあるメーカーで、かつ一番コンパクト軽量という点で探した結果、前にblogにも書いたように、Anker社の作っているPowerCore 20100とPowerCore 10000、そして急速充電器などを購入した。
(モバイルバッテリー:20,100mAh+10,000mAh=30,100mAh×電圧変換ロス約65%=実行容量は2つ合わせて20,000mAh弱 という感じか)

バッテリーの大きさはそれぞれ、「166mmx58mmx22mm、重量356g」と「92mm×60mm×22mm、重量180g」なので、10000は20100のちょうど半分のサイズ・重さになる。現在発売されているものの中では一番小さくかつ軽量だ。
モバイルバッテリーも価格がかなりお手頃になってきていて、現地の山小屋で有料の充電をしてもらうお金で買えてしまうくらいの価格といえる。
重さにこだわらなければ、出来るだけ持って行った方が良いかもしれない。電気の通じているナムチェでもスマホ充電で200Rs、太陽光頼みの山小屋ではスマホ/フル充電で500Rsにもなるという情報もある。

自分で背負っていくことを考えるとちょっと躊躇してしまうが、僕には歩荷に長けた剛力(ごうりき=ポーター)が付いてくれているからね!


あらためてこうして並べてみると、本体、予備バッテリーなどの他にも、充電器(カメラ用2つはUSB端子から充電出来るように買い足した)や接続コードなどが意外にたくさんあるのに気が付く。う~ん、これは、けっこう重たくなるかも。。。です。

充電器本体はみな100V~240Vまで対応しているので、変圧器を別に持って行かなくても良いのは助かるのだが、それぞれ微妙に大きさやコネクタ形状が違っていたりするので安易に削ることは出来なかった。
コンセント形状も日本と違うので、コンセントアダプターも必要となる。


スマホ1台と小さなカメラ3台を20日間程度動かすだけなのに、こうして見るとけっこうかさ張るものだよなぁ。
ランタンエリアの山小屋のように、その都度手軽に充電が出来ないというのは、それだけでけっこう面倒なものだとつくづく感じた。
今回、充電についていろいろやってみてメモしてこよう。

ちなみに、
iPhone5s(1,560mAh)をモバイルバッテリーから充電すると、残量5%からのフル充電でやはり3時間かかった。1時間あたり500mAhほどの速度ということになる。
そう考えると、GoPro5(1,220mAh)だと2時間半、FUJIFILM X10のバッテリー(NP-50:940mAh)、OLYMPUS Toughのバッテリー(Li-50B:925mAh)はともに2時間弱ほどで1個のバッテリーを充電出来る感じだ。

ヒマラヤトレッキングの装備について … Nepal Trekking・WanderVogel2017/11/12

荷物・パッキング前
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2017 Nepal Everest-Region-trekking:持って行くもの装備一式

明日ネパールに向けて出発する。持って行くものはすべて揃ったので、あとはザックに詰め込むだけだ。
もう何度も通っているのであらためて装備の確認をすることも無いが、同じ時期にここに行く人がいれば何らかの参考になるだろうと思い、今回持って行く装備のメーカーや品番など少し詳しく書き出してみよう。

基本的には日本で避難小屋泊まりで、冬山に数日間行く装備を考えておけばよい。
トレッキング中の食事は原則、行く先々のバッティ(宿/茶屋/山小屋)で3食とも食べられるので、調理道具や食料を持参する必要はない。
また、アイゼン・ピッケル・ヘルメット・ゴーグル・ツェルトなどの雪山装備・登攀用具も今回は必要ない。


まずは貴重品:(これが無いと海外には行けない)
・パスポート(30日Visaは取得済み):パスポートコピーを1枚とパスポート紛失時用の顔写真を2~3枚用意
・現金(トレッキング時に必要なお金):日本円(1万円札、千円札)とUS$
・クレジットカード:VISAカード、Bankカード(海外キャッシングで¥300,000程度引き出せるもの)
・航空券など:e-チケットコピーと、agodaでnet予約したカトマンズのHotel予約書
・海外旅行保険(救援者費用等補償特約付き):保険証書、(コピーは自宅に1枚)

ザック・衣類など:
・ザック:小型ザック(26L/Osprey)+貴重品バッグ+ポーター用ザック(ダッフルバック60L/patagonia)
・登山靴:SCARPA クリスタロGTX (かなり酷使したものだが)、サンダル(100均)
・ポール:トレッキングポール1本(black diamond)
・ベースレイヤー:3セット(capilene2 長袖シャツ/山用パンツ/3シーズン山用タイツ/patagonia)+メリノウールEXP下着(上下)(mont-bell)
・ミドルレイヤー:長袖フリース2枚(R1/patagonia)、冬用トレッキングパンツ(mammut)
・アウターレイヤー:ハードシェル(triolet-gore-tex/patagonia)、折り畳み傘(mont-bell)
・ダウンジャケット:山用ダウンジャケット(ultralight-down jacket/patagonia)+ダウンパンツ(mont-bell)+ダウンテントシューズ(mont-bell)
・靴下、手袋:トレッキング用ウール靴下3足、ウール手袋2セット+オーバーミトン(heritage/gore-tex)、夏用手袋
・スパッツ:冬用ロングスパッツ(heritage/gore-tex)防寒を兼ねて
・帽子:ハット、ウールキャップ(mammut)、ネックウオーマー、バラクラバ/メリノウールEXP(mont-bell)
・往復+カトマンズ散策用:衣類(長袖フリース+トレッキングパンツ/finetrack)+下着1セット、ホテルでのパジャマ(スウェット上下/UNIQLO)
・シュラフ:ダウンシュラフ Down Hugger 800 #3Long(mont-bell)、エアマット/ULコンフォート150cm+ピロー(mont-bell)
・サングラス:偏光オーバーグラス ダークスモークSG-605P(AXE)+ケース、首から吊るす紐
・座布団:4つ折りマット(Sirex)

カメラ・Video・バッテリーなど:
・デジカメ:FUJIFILM X10、OLYMPUS STYLUS Tough TG-850、GoPro5、ミニ三脚(Manfrotto)
・モバイルバッテリー:Anker PowerCore 20100+10000、急速充電器(Anker)
・各種ケーブル/コンセントプラグ、予備電池/予備SDカード/予備マイクロSDカード、
・双眼鏡:ライカ Trinovid 10×25 BCA(Leica)
・携帯電話:iPhone 5S

日用品など:
・ヘッドライト:ペツル/TIKKA (PETZL)+予備電池(アルカリ単4電池×6本)
・水筒:テルモス山専用ボトル 0.5L+保温カバー(Thermos)、 ナルゲン 広口1.0L Tritan(nalgene)
・ファーストエイドキット:医薬品、ホカロン、マスクなど
・日用品:ロールペーパー1個、タオル(1~2枚)、シャンプー/石鹸、歯磨きセット、洗濯石鹸/細引き、ウエットタオル
・エナジー補助食品/他:カロリーメイト、粉末ポカリスウェット(1L用×10)、醤油、ティーバック、レギュラーコーヒーパック、ふりかけ

その他:
・本/辞書:ガイドブック+資料。地図、植物本
・日記帳、ボールペン:旅の記録用メモ帳
・その他:腕時計(BARIGO E7)、目覚まし時計、南京錠、湯沸しセット、箸/スプーン、カップ
・保存ビニール袋/タッパー/他:保存袋/タッパー(各種大きさを準備)

以上です。
出来れば全てで20kg以内の重量に押えたいのだが、、、どう考えても無理だよなぁ。絶対に30kgちかくにはなるな。
僕は元来寒がりなので、荷物の中身には防寒着や防寒対策品がけっこう入っているし、カメラやバッテリーなど重量物もあるし、副食などの食べ物類も多いからなぁ。

ルクラまで運び込んでしまえばあとはポーター任せなので、僕はサブザック一つにカメラをぶら下げて、という格好なのだが、国内線の飛行機内に無料で載せられる荷物重量は1人当たり15kgまでだというので、オーバーしないようにしないと。(国際線は30kgまでOKなのだが、、)
昨年のネパールの山旅ではこれほど重装備ではなかったにもかかわらず、羽田で預け荷物を計測した時にそれだけで22kgもあったからなぁ。

日本から着て行く服は上記リストには含まれていないが、それらはトレッキング期間中カトマンズのホテルに預けて置き、戻ってきた時の市内散策や日本に着て帰る用です。
また、トレッキング中に洗濯出来るかどうかは微妙(たぶん出来ないだろう)なので、下着類1セットもホテルに残していかなきゃね。


追記:
ちゃんと揃えると値の張る山用品なのですが、その値段分のありがたさは山で悪天候に見舞われるとか、急激に気温が下がるとかするとハッキリと解ってくる。上のリストでメーカーと品番などを記載したのは、山用品を制作しているメーカーでも「山専用」と「ファッション用」とグレードがいろいろとあるからだ。そういう意味では、山の中では「ファッション用」は役に立たない。

実はカトマンズ市内(特にタメル地区)には多くのアウトドア用品屋さんが軒を並べていて、メジャーな山ブランドのロゴがずらっと並んでいます。しかも、日本で買う値段の半分から1/3以下のものが多くあります。では、わざわざ日本で買わずにそこで買うのが良いのではないか、と思うが残念ながらそうはならない。
安く売られているブランド品?のほとんどはコピー商品、いわゆるパチものだからだ。

パンパンに膨らんで温かそうなブランド物?のマークの入ったダウンシュラフなども売られていて、「-20度対応品」などとに書いてあるものもたくさんある。でも、それらは基本的にはExtreme(生存維持できる限界温度)を表示していることが多いようだ。Confort(快適に眠れる温度)は、+5度くらいなのかもしれない。ダウン製品の性能・保温力は単純に中に入れられているダウン量だけで決まるのではなく、ダウンの質、袋の素材、縫製の仕方などによってぜんぜん違ってくるものだ。

山で着る衣服も同じことで、これは快適性や機能性に直接関係してくるので、やはり信用のおけるしっかりしたブランドのものを(出来れば日本で)購入した方が良い。汗をかいたり、急に気温が下がったりした時に確実に違いが出る。
若い時ならそれでもなんとかなるが、歳を取ると一気にパワーダウンしてしまう。(←これは僕の場合、ということなのだが)

ザックや登山靴などはもっとシビアだ。直接、身体の疲れに影響してくるし、筋肉痛の原因にもなる。トレッキング中に壊れでもしたらそれ以上山行を続けられなくなるので、特に注意して購入する必要がある。
アイゼンやピッケル、ハーネス、カラビナなどは言わずもがな、だ。これはあまりにも怖くて、カトマンズでは僕は絶対に買えないな。

高価なダウン用品やゴアテックス用品、ザック、登山靴などに限らず、コピー品はあらゆるものに及んでいる。比較的安価なナルゲンの水筒にもコピー品があるようで、一見同じような気もするが、独自の(水漏れしない構造の)口のネジ切り形状まで同じなのか?、沸騰したお湯を入れた時に有害なものが溶け出さないのか?など、やはり少し心配が残るのだが、どうなのだろうか?


そういった本格的なもの以外で、主に日本の低山から街なかで使うものなら、カトマンズ市内のアウトドア用品屋さんは魅力的だな。
そうだ、帰りにカトマンズで普段使いのものを買い物して帰ろうっと。

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