FBで見つけたドカティSS1000のカフェレーサー … Bike・Cafe Racers2018/01/16

SS1000
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FBでシェアしているBike関係の写真の中で見つけた、Ducati SS1000 DSのカフェレーサーカスタム。「CAFE RACE」のFBより転載 CAFE RACER 🏁

ここ最近の売れ筋バイクの傾向は、国内外メーカーを問わず高出力型の大きな水冷エンジンを持つフルカウルスポーツタイプが多いように思えるが、バイク本来の美しさはエンジン周りのメカニカルな造形にあると僕は思っている。
そうなるとエンジンはどうしてもきれいなフィンを持つ空冷タイプのものになってくる。

なので「いいなぁ~、」きれいだなぁ~」と思えるバイクは、どうしてもこういったネイキッドタイプの空冷スポーツバイクになってしまう。
特に「カフェレーサースタイル」と呼べるバイクに心惹かれる。

カフェレーサースタイルの定義は人により様々だろうが、自分の独断でその特徴(良い点・悪い点)を挙げてみると、、

シート厚の薄いシングルシートを持ち、しかもタンクを縦に長くすることでシート位置がやや後ろの方に置かれる。
バックステップと低い位置に取付けたセパレートタイプのハンドルで、シートに座ると腕は伸びきり、かなりの前傾姿勢を強いられることになる。
腰が悪い人にはとてもつらいライディングポジションを要求されるバイクと言えよう。
加えて、低速時の取り回しも絶望的に悪くなる。

カウルはショートカウルあるいはロケットカウルと呼ばれる形状のハーフカウルが特徴だが、カウルでエンジンを隠すようなことは決してしない。
キャブレターにせよ、インジェクションにせよ、大きなエアクリーナーは設けず直付けのエアファンネルに付け替えることも多い。
エアファンネルにすることでエンジンパワーは確かに出るのだが、あくまで見た目重視で取り付けられることの方が多いので、パワーアップを目指しているわけではない。
これにはフィルター機能がまったく無いため、当然ツーリングなどの長距離での走行にはリスクが付きまとう。

シート下は出来るだけスカスカに開けておくのも特徴のひとつで、そのためにわざわざ小さな(非力な)バッテリーに交換して、目に付きにくい場所に収納する、なんて小細工も必要になってくる。
そこまで細工をして最後に、機能性を無視した小粒なウインカーに交換し、セパハンのパイプエンドに小さなバックミラーを片方だけ(日本の場合は右側にミラー)取付ければ「カフェレーサー」の出来上がりというわけだ。


スタイル重視で造られる変態的なバイクなので、ツーリングなど長距離を走るにはまったく向いていない。

長距離を走らせることもある自分のバイクをこういうスタイリングに改造することは出来ないのだが、、、密かな憧れは持っている。

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