山の自然素材を使って作るアート(センペルセコイア) … Nature Art・Workshop2021/08/25

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「タネ・種子」に注目して作った標本風のサンプル作品:センペルセコイア
「森林インストラクターと山を歩き、山で収集したもので作品を作ってみよう」という“森のワークショップ”の一環で作成した、WS用の個人的な「習作」

センペルセコイア:ヒノキ科(スギ科)セコイア属の常緑樹
もちろん日本には自生していないが、大きな都市公園や庭園などに植えられることがある。
近似種のメタセコイアは20世紀半ばに中国西南部で見つかりその後アメリカで育苗された苗木が輸入され、日本全国に広がりあちこちで見かけられる様になっているが、センペルセコイアの方はまだそれほど見る機会は少ないと思う。葉の形状など良く似ているが、センペルセコイアは冬季でも葉が落ちない常緑樹で、メタセコイアの方は黄葉後にすべて落葉してしまうので、見分けられる。

葉の付いた小枝ごと下に落とすので、時期になると写真のような姿のものをたくさん採取出来る。
枯れて、中の種子を落とし終わったものが多く、種子サンプルを見つけるのには少し苦労する。
作品化しても、葉がポロポロと落ちていくので、現状の姿を維持させるには瞬間接着剤で留めるなりの工夫は必要。
枯れた果実の形状にもいろいろ個性があり、レイアウト次第では楽しめる。
バックには少し柄のあるネパール和紙(ロクタペーパー)を使っている。


センペルセコイア:Sequoia sempervirens、セコイア・センパーヴィレンツ、別名:セコイアメスギ・アカスギ
世界の絶滅危惧植物 絶滅危惧Ⅱ類(VU)、北アメリカ太平洋側沿岸部、標高700-1000mの海岸に近い山地に自生する。
寿命がとても長く、樹齢800年から2000年のものがあるといわれている。また、世界でもっとも樹高の高い木のひとつといわれ、高いものでは100mを超えるという。
雌雄同株異花で、葉の先端に雌花が付く。雄花は葉腋から出て、葉の内側に付く。
樹皮や材の中心部が赤いことからコースト レッドウッドとも呼ばれる。

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