武士の家計簿 … 暇つぶしあるいは現実逃避?2011/01/12

武士の家計簿
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昨年暮れに映画で話題になった「武士の家計簿」の原作本。
といっても、これは小説ではなく家計簿の記録書のようなものです。


昨年のNHK大河ドラマで放送された「坂本龍馬」「坂の上の雲」ですが、考えてみると両方とも江戸末期から明治時代の話ですので、ほとんど同時代の日本の姿を描いている割に片方は和服の武士が主で、片方は洋服の軍服の武士で、短期間のこの変わり様はいったいどうしたことだろうとずっと不思議に思っていたことでした。


明治の数十年の短期間に起こった激変に、武士階級を中心にした日本という国がどう変わっていったのか、変わっていかなかったのか、の有り様がずっと不思議でした。

この本はそんな高級官僚の上級武士やその他多くの普通の下級武士が、明治の時代の大変化をどう乗り切って変遷してきたか?の一端が解るような非常に興味深い本です。


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