山の自然素材を使って作るアート(カエデ) … Nature Art・Workshop2021/11/07

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「秋を切り取る」をテーマにしたインスタレーション:黄葉したカエデ
「森林インストラクターと山を歩き、山で収集したもので作品を作ってみよう」という“森のワークショップ”の一環で作成した、WS用の個人的な「習作」

山を歩き、広がる秋の景色を小さなフレームで切り取ってみる。

紅葉・黄葉・褐葉について:
木の葉には、緑色の色素である「クロロフィル」と黄色の色素「カロチノイド」がもともと含まれていて、普段は協力して光合成を行なっている。
この時点では「クロロフィル(緑)」の色素のほうが多いので、葉は緑色に見えている。クロロフィルとカロチノイドの比率は、8:1 程度だと言われている。

しかし、秋になって日差しが弱くなってくると、先に「クロロフィル(緑)」のほうが分解されていき、「カロチノイド(黄)」だけが葉に残ることになり、黄葉して見えることになる。

一方、多くのモミジなどは、「クロロフィル(緑)」が分解される際に葉の中に糖分が増えてきて「アントシアン」という紅い色素が合成され、紅葉することになる。

つまり、ふだん緑色の葉の中で、クロロフィルが分解されると残ったカロチノイド(黄色)が表に出てきて「黄葉」することになり、クロロフィルが分解されて、代わりにアントシアニンが次々に合成されると「紅葉」することになる。

さらに葉の老化が進み、アントシアニンやカロチノイドまでも分解され始めると、細胞内に多量に含まれるタンニンが、分解されたさまざまな物質やタンニンどうしが次々に結合していき、葉は茶褐色になる。つまり、枯れた状態になっていく。

簡単にいうと、紅葉・黄葉は葉の老化現象の一連の作用の過程なのだと言える。
(まぁ、そう言ってしまうと身もふたもないのだが、、、)


美しい紅葉の条件は、晴天が続き、十分な太陽光が葉に当たっていること。降雨量が少ないこと。昼と夜の寒暖差が大きくて、夜に急激な冷え込みがあること。と言われている。

さて、今年の紅葉はどうであろうか?

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新しいMacBook Airを購入 … NoteBookComputer2021/11/06

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長いこと日々酷使していた旧MacBook Airがとうとう壊れてしまった。
朝、作業をしていて急にネット環境に不具合が起き、以前より挙動がおかしかったこともあって完全に停止してしまう前に今作っている分のバックアップだけでもを取っておこうと外部ディスクを接続した途端にフリーズ。その後は全く制御不能に陥り、再起動も出来ず、立ち上がることは無かった。

ここ数ヶ月、予兆らしきものは感じられ、薄々もうダメかもな、という諦めは持っていたので、クラッシュから1時間後には近くの電気店で新しいM1チップ内蔵のMacBook Air 13inch(内部ストレージ=256GB、8GB内蔵memory)を購入してきた。税込で11万円ちょっとという値段だった。最近の事情はよく分からないが、以前と比べるとノートパソコンの値段はすごく安くなっているように感じる。
もちろんスペック的には全然問題ない、というか旧型に比べると格段に高性能で、今の僕の使用状況を考えるとこれでも十分にオーバースペックだろう。
Retinaディスプレイは今までのものより数段美しく、内蔵スピーカーの音質も厚みを増して格段に性能が向上していた。


今まで30年以上、建築の設計で取っ替え引っ替えコンピュータを毎日酷使してきたが、まともに使えるだけの機能を持たせたMacパソコンはとても高くて(当時の物価で1台30万円から50万円以上した)そう簡単に買えるものでは無かったのだ。今まで使っていた旧MacBook Airあたりから価格の割に高性能になってきた気がする。
その前のMacBook Proも30万円以上したし、それ以前の何台ものMacのデスクトップ型はもっと高かったが、その割に性能は今と比べると貧弱なものだった。なので、当時はそのパソコンが持っているパフォーマンスを最大限引き出し(時には、仮想メモリなどという今となっては「死語」の手段も使い)、そうとう負荷をかけながら作業をしていた感がある。

今では、この性能のパソコンが10万円そこそこで買えるのだから、全く良い時代になったものだ。スマホ同様、テクノロジーの進化は凄まじいものがあるなぁ。


話は戻って、
パソコンの初期設定作業は以前に比べると、気が抜けるほど簡単になっていたのにまずはびっくりした。
MacBook Air側で打ち込んだ個人IDをコンピュータが認識すると、日頃使っているiPhoneと同期、住所録や写真、スケジュール帳、メモ帳などのデータと各アプリケーションのログイン情報などが瞬時に取り込まれた。(クラウド上のデータなので当たり前と言えばそうなのだが、、)

メール設定も以前と比べると格段に簡単になっていてセキュリティ上大丈夫なのか?、と逆に心配になったほどだ。

データ等の移行作業で戸惑った点があったとすると、USB端子の形状が違っていたことくらいだ。
新型MacBook AirはUSB4(type C)という形状のものが2つ付いているだけで、そのうち1つは電源に繋げるので、外部端子は実質1つだけということになる。数のことは何の問題もないのだが、今まで使っていた外部デバイスなど周辺機器を接続するためには、古い形状のUSB端子とUSB -C端子とを接続するコネクターが必要になる。これは¥1,200程度で買えた。

今まで使っていたmacOS10.7.5はすでに時代遅れになっていたので、これでやっと最新OS(macOS Monterey 12)でサクサク使えるようになった。
ついでに、iPhone11の方も新しいiOS15にシステムをアップグレードしたのだが、iPhoneとMacBookとのシームレスな繋がり具合にもちょっと驚かされた。
パソコン側でコピーをすると、離れたiPhone側でそのままペースト出来るのね! ビックリした!


というわけで、朝、旧型のMacBook Airがクラッシュして、10時過ぎに新しいMacBook Airを買って帰り、お昼には今までと同じ環境で作業が出来ている。
以前であればこれら諸々の複雑な移行作業で丸1日無駄にしたものだったが、本当に時代は老人にも優しくなってきているのだなぁ、と感じた一日であった。

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山の自然素材を使って作るアート(ヤママユガ科の蚕・3種) … Nature Art・Workshop2021/11/05

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「タネ・種子」に注目して作った標本風のサンプル作品:ヤママユガ科の繭3種
「森林インストラクターと山を歩き、山で収集したもので作品を作ってみよう」という“森のワークショップ”の一環で作成した、WS用の個人的な「習作」

上から、ウスタビガ・クスサン・ヤママユガの蚕

ウスタビガ:(学名:Rhodinia fugax)ヤママユガ科、漢字で書くと薄手火蛾、薄足袋蛾。
薄い黄緑色の小型の繭を作り、自らの糸で作った柄を伸ばし、サクラやコナラの木の枝からぶら下がる。繭の中に水が溜まらないように、繭の下側には小さな排水穴が開いている。

クスサン:(学名:Caligula japonica)ヤママユガ科、漢字で書くと樟蚕、楠蚕。
大型のクスサンの繭は楕円形の固い網目状をしていて、この形状からスカシダワラ(透かし俵)と呼ばれる。

ヤママユ:(学名:Antheraea yamamai)ヤママユガ科、漢字で書くと山繭。別名、テンサン(天蚕)ともいう。
古くは野蚕(やさん)と呼ばれ野生の絹糸を採った。この繭からとった絹糸は「ワイルドシルク」と呼ばれる。

世界には、糸をつくる能力を持つ絹糸昆虫が約10万種もいると言われているので驚きだ。


冬枯れた里山を歩くと、木の枝や風で落ちた枝にぶら下がったヤママユガ科の繭を見かけることがある。
いずれも中の蛹(さなぎ)はすでに羽化していて、空き家状態になっているので、繭の一部には羽化した際に食い破って出て来た穴が空いているのが見える。

キョロキョロとあちこち気にしながら歩いていないと見過ごしてしまいなかなか見つけられないものだが、逆に慣れてくると居そうな気配を感じていくつも見つけることができる。
ただ、いずれも長期間風雨や日光に晒されているので、キレイなものを探すのがなかなか大変だ。

ヤママユガ科の繭はそれ自身が立派な力作なので、とても観察しがいがあるよ。

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シルクロードを放浪する老バックパッカーの想い出20 … 海外・WanderVogel2021/11/04

チュクン・リ 5,400mにてローツェ北壁を望む
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新型コロナウイルスの世界的な猛威は、今年や来年では完全に終息することは期待できない。
ヨーロッパやアメリカといった医療先進国においてもそうなのだから、医療インフラの整っていない国や地域では外国人がリスクを感じず自由に旅が出来るようになるには、まだこの先何年か掛かるのかもしれない。

勝手の違う海外で一人、医者にかかるのは何とも心細いものだが、僕も度重なる海外放浪の中で医者に助けを求めることが多々あった。

ぼんやりと思い出してみても、タイで1回(マラリアで通院)、マレーシアで2回(胃炎で通院と肺炎で入院)、インドで1回(赤痢)、ネパールで1回(高山病で救急ヘリ搬送・病院送り)、モロッコで1回(歯痛で通院)と結構な日数病院通いをしている気がする。また、病気でなくとも、予防注射を海外で打たなければならないことも出てくる。(イスタンブルで1回、インドで1回)
通常の状況であれば、それなりに何とか安心は確保できるのだろうが、それに新型コロナウイルスが加わるとなると話は変わってくる。このまま数年待ち惚けを喰らうと、僕も「重症化リスクのある高齢者」の域に達してしまうからだ。


南アジア(インド、ネパール、バングラデシュ、パキスタン、イラン、アフガニスタン、チベットなど)と東南アジア(タイ、ビルマ、ラオス、カンボジア、ベトナム、マレーシア、インドネシアなど)、まだまだ歩きたい地域、再訪したい村々が僕にはたくさん残っているのだ。

そして僕には、それほど時間が残されていない。60歳後半に突入しての過酷な地域への一人旅は流石にリスキーだろうし、周りにもいらぬ心配と迷惑をかけることにもなろう。などと考えると、やはり時間がない。
兎にも角にも、この新型コロナウイルスがインフルエンザ並みに予防薬と治療薬が世間に行き渡ってくれないと如何ともし難い。


写真:2017年冬、5,400mのチュクン・リへの途上からローツェ北壁を望む。エベレストの頂上が少しだけ飛び出しているのが見える。
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山の自然素材を使って作るアート(ススキ) … Nature Art・Workshop2021/11/03

秋を切り取る1
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「秋を切り取る」をテーマにしたインスタレーション:ススキの穂と秋の空
「森林インストラクターと山を歩き、山で収集したもので作品を作ってみよう」という“森のワークショップ”の一環で作成した、WS用の個人的な「習作」

山を歩き、広がる秋の景色を小さなフレームで切り取ってみよう、というインスタレーションを数年前に丹沢で行っていた。
この新型コロナウイルスの騒ぎで中断しているが、そろそろ再開してみるのも良いのではないかと思っている。
作品としては「写真」だけになるが、この試みは参加者一人一人の「秋」の感じ方がそのまま作品に表れるのがおもしろい。

カメラは高機能な一眼レフでももちろん良いのだが、ここではスマホでの撮影を基本にしている。
スマホの方がそのまま直ぐに参加者同士でやり取りができるからだ。

撮った写真をそのまま使ってもよし、スマホについている画像処理機能を使って加工するのもよし、一つのインスタレーションとして作り込んでみようという試みだった。また、一枚で完成するもよし、連作で表現するもよし、発想と表現方法は自由なのだ。

俯瞰的に秋の景色を眺めるのももちろん美しいが、自分でテーマを絞りそれをいろいろな角度から観察し自分の作品として表現していく、という行為が自然をより深く感じることにつながるのだよ、と参加者には説明をしている。

写真は、開き気味のススキの穂を逆光でフレーム内に取り込んでみた。

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伊豆半島一泊二日 Bike Touring:まとめ … Furia・BikeTouring2021/11/02

Furia
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ツーリングのまとめ:
旅の費用:ガソリン代¥4,219、有料道路代¥1,660、宿泊費¥9,750+¥150(入湯税)、昼食代¥1,200、ビール代¥900、その他¥350 合計¥18,229
走行時間:1日目:6:15 ~ 14:55 6時間ほど(昼食/休息時間を除く)、2日目:8:00 ~ 12:20 4時間ほど(休息時間を除く)
走行距離:1日目走行距離=193km、2日目走行距離=169km 合計=362km

今回、新たに買い揃えた装備に3Dメッシュシートがあるが、これは思いのほか良かった。本来は雨天時にシートとお尻の間に溜まる雨水を排出することを期待してのものであったが、適度なクッション性がとても心地良かったのだ。
1日目は少し汗ばむ気温になったが通気性のあるこのメッシュシートのおかげでレーザーパンツが不快になることはなかった。

シートバックに関しては、1泊のツーリングでは積載容量になんの問題もなかった。今回は雨具の使用はなかったが、収納サイズがコンパクトでバック内で邪魔になる程でもなかったのもスペースに余裕ができた要因だろう。今まで使っていた雨具は、生地の通気性の問題で内側にメッシュ裏地が1枚ついていて畳んでも割とかさばる大きさになったのだが、今回購入した雨具は裏地なしでも通気性防水性が確保されているので、収納時のサイズがコンパクトになったのだろう。
バックには他に最低限の工具と修理パーツ、タイヤの空気圧を測るゲージ、レイングローブなどを入れている。


Yahooカーナビは方向音痴の僕にとって何よりも助かる超便利アイテムだった。なぜもっと早く取り付けなかったのか、と悔やんだくらいだ。
車では標準装備のカーナビもバイクではなかなかハードルが高い。車と違ってバイクは直下にあるエンジンの激しい振動が直接フレームやハンドルに伝わるからだ。
古いiPhone5をバイク側に取り付け、身に着けるバック内にiPhone11を入れておき、2つをペアリングさせてカーナビを使うという使い方をネットで知ってこの方法で利用している。

OHV空冷V型2気筒エンジンの振動はかなり大きく、バックミラーが役に立たないくらい絶えずビリビリとした振動があるので、繊細なスマホなどは壊れてしまうのではないか、と危惧していたのだ。特に内蔵カメラが高性能化している新しいスマホであればなおさら心配だ。
幸いiPhone5には高度な手ぶれ補正機構などは付いていないので、その意味では問題はなかろうと考えて使い始めた。スマホホルダーはガッチリとホールドしてくれそうなQUAD LOCKというメーカーのものを取り付けた。

カーナビを利用してみて新たな難点も見つかった。ルートを設定して案内を開始すると、自分自身もうそれだけで安心しきってしまうのだろうな、分かれ道や曲がり角を見過ごしてしまうのだ。自分では常に運転に集中していると思っているが、結構ぼんやりと走っているのだろう。この調子では近いうちにヘルメット内にヘッドフォンを追加することになりそうだな。

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伊豆半島一泊二日 Bike Touring:2日目 … Furia・BikeTouring2021/11/01

西伊豆の海岸線
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Bike Touring:2日目
朝5時前に起床し、温泉に入る。天気予報では伊豆半島全体でお昼ごろから雨が降ってくるとのことなので、それまでに小田原くらいまで走り抜けたいなぁ、などと考えつつゆったりと朝風呂に浸かる。

朝食は7時くらいからと早めなのはツーリングメインのこちらとしては嬉しい心遣いだ。しかも、新型コロナウイルス対策で朝食も部屋食なのだ。昨夜の夕食同様に朝から大盛りの充実した朝食メニューなのがさらに嬉しい。
しっかりと朝食をいただき。出発の準備を整えガレージに向かう。
屋根付きシャッター付きの専用ガレージで保管してもらっていると思うと、宿にいても余計な心配をしなくてよい。夜露や急な雨に濡れることもなく、埃まみれになることもなく、いたずらに気をもむこともなく安心出来るのだ。

雲見温泉を8時に出発し、西伊豆の海岸線に沿って気持ちの良いワインディングロードを走る。昨日と同じように前後に車はなく快適に走れるのが嬉しい。空は薄曇りで時折陽も射していて、いかにも降り出しそうな、という感じではない。

その後、海岸線を離れ、山間部を抜け修禅寺へと入る。伊豆半島の中心を貫く伊豆縦貫道をフルに使って駆け抜ける。
途中naviを見間違えて道を間違えたりもしたが、ほぼほぼ順調に箱根峠を越えて箱根新道を下っていく。箱根峠はさすがに気温が低くて寒さを感じたが、ここでも渋滞に巻き込まれることもなく、非常にスムーズに走ることができた。

ガソリン給油のため、小田原市内でGSに立ち寄り給油後、小田原ICから西湘バイパスに入る。橘出口の西湘PAでトイレ休憩をし、熱いココアで身体を温める。西湘バイパスから134号線を走り抜け、鎌倉から逗子に入ったあたり、ちょうど12時を回った途端に雨が降ってきた。天気予報どおりだな。

レザージャケットとレザーパンツは手入れしたばかりなので少しの雨であれば弾いてくれる。10分~20分程度ならば大丈夫だろう。防水機能の無いiPhone 5はバックにしまってしまおう。
というわけで、あらためて雨具を着ることもなくそのまま走り続け、12:20金沢八景の自宅に到着した。雲見温泉を出発してから4時間20分、渋滞さえしていなければ、距離的にはそんなものだろう。帰宅後、雨は本降りとなった。ラッキーでした。

雲見温泉発8:00~「道の駅 月ヶ瀬」9:20~箱根峠10:10~箱根新道~小田原市内でガソリン給油~西湘バイパス橘出口/西湘PA10:50/ココア、トイレ休憩11:10~自宅12:20着(2日目走行距離=169km)

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伊豆半島一泊二日 Bike Touring:1日目 … Furia・BikeTouring2021/10/31

Furia・BikeTouring
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当初、月曜日〜火曜日の二日間を計画していたが、天気予報を見て急遽、土曜日〜日曜日に変更した。幸い前日の夜中でも宿のnet予約が出来た。

一日を通して快晴、気温は朝方は9℃〜13℃、日中は18℃くらいまで上がった。
6:15自宅を出発、鎌倉でガソリン給油 6:40、134号を走り抜け、西湘バイパスの西湘PAには7:30に到着。ターンパイクを走り、大觀山ドライブインには8:00到着、coffeeを飲み、トイレを済ます。
大觀山を8:30に出発し、伊豆スカイラインを走り、山伏ICで下りる。県道80号を下り、県道349号、国道414号(天城街道)を快調に走り、ワサビソフトで知られる「道の駅 天城越え」でトイレ休憩10:20。

その後、道を間違えて県道14号に入ってしまい、河津の海まで出てしまう。
行楽の車で混んでいるのでは、と、海岸線沿いを走ることを敬遠していたのだが、予想に反してまったく空いていて、のんびりと海岸線に沿ってワインディングロードを走る。相模湾を左に見ながら白浜海岸を通過、下田港には11:30に到着。ここで昼食を取ることにした、ネットで調べた「うどん 合掌」でみにうどんすき(¥1,200)を食べる。完食
下田港を12:45に出て、GSでガソリンを給油しマーガレットラインを走る。途中にある「道の駅 下賀茂温泉 湯の花」13:15に到着。
海岸線に出てからは時間調整を兼ねて出来るだけゆっくり走り、景色の良い場所では止まって陽を浴びて眩しく輝く岩礁帯の海を眺めたりして過ごすが、まったく渋滞にあわないこともあって、想定していた通過時間が大幅に短縮され、時間を持て余す結果となってしまった。

時間調整でマーガレットラインを離れ、石廊崎周りでワインディングロードを楽しむ。ヒリゾ浜で再休憩し、雲見温泉には14:55に到着。

Yahoo Naviのおかげで迷うことなく本日の宿に到着。
本日の宿のウリはバイクを屋根付きシャッター付きの専用ガレージで保管してもらえると、いうことにある。このサービスがあるのもこの宿を選択した理由のひとつなのだ。また、日本全国なかなかソロツーリング客向けの宿泊プランを提示している宿は少なく、選択肢が狭いのが難点なのだが、この宿はソロツーリングでも気軽に利用出来る点も評価が高い。
大きな街であればビジネスホテルのシングルルーム利用という手もあるが、ツーリング計画で泊る地点をセレクトする場合、大きな街を外れた場所となることが多い。車と違ってバイクは、いたずらや盗難など気を付けなければならないことがたくさんあるからだ。

到着後、宿の天然温泉に入って身体をほぐし、夕食を待ちながら部屋でのんびり過ごす。
新型コロナウイルス対策のために、夕食は部屋まで運んでくれる。「食べる温泉宿」と、銘打つだけあって地元で獲れた新鮮な魚づくしの料理の数々は豪華なもので、どれも美味しくまた量も多く、しっかり運動した後の空腹を十二分に満たしてくれた。夕食後にふたたび温泉三昧。

秋晴れの日曜日だと言うのに全体を通して車の量は極端に少なく、渋滞に巻き込まれることもまったく無く、西湘バイパスから先、車もバイクもあまり姿を見かけないぼど空いていた。時間を持て余すほどだった。
寒さを気にしていたが逆にお昼近くになると汗ばむほど暖かくなった。

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バイク用品の更新・シートバッグ … Furia・BikeTouring2021/10/26

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バイク用品の更新:シートバック

シートバックも新しいものに更新した。今まで使っていたものはデザイン重視過ぎて、格好は良いが積載量が少なく不満があった。今回は実用本位、使い勝手重視でシートバックを選定した。
TANAX・ミニフィールドシートバッグ【Kシステムベルト】 MFK-100、容量は19L~27L、というシートバックとしては小振りではあるが、実績のある定番のものに行き着いた。人気があるシートバックのようだから、同じものを載せているバイクがたくさんいそうだ。

Kシステムベルトというのが付属していて、バックの着脱が容易に出来るようになっている。これは良い点でもあり、心配な点でもある。
容易に装着出来ると言うことは逆に、容易に盗まれるのではないかと言うことだ。
心配性の僕にとって、ツーリング中にバイクから離れる際には、手に持って歩くことになるだろうな。ジャマだけど。。。

収納量はベーシックの段階で19Lということで、雨具プラス積載工具に多少の着替え程度は収納出来るので1泊程度のツーリングには使えそうだ。
僕の場合、行った先でお土産を買うことなど皆無なので、目一杯詰め込んでも困ることは無い。

もうワンサイズ大きめのシートバックという選択肢もあったが、積載量が増えると安定性に支障が出そうだ。
荷物は出来るだけコンパクトにするのが「旅」の基本セオリーだし、持って行こうかどうかと迷った時には、「持って行かない」という選択をするのも旅の自由度を上げるには大切なことだ。


しかしこの「選択」も、歳を重ねるに従って揺らいできていて、最近はどうしても持って行くものが増えてしまう傾向にあるのが、我ながら情けない限りだ。
詰め込もうと思ったら入り切らなかった、なんてことにならないよう気をつけよう。。。
若いころであれば、無ければ無いでどうにかしてしまったものだが、最近では如何ともし難い事態になることがままある。暑さ寒さに敏感になり、身体の許容範囲が狭まり体調不良を起こしやすくなるのだ。

したがって、泊るところはそれなりのところを選ぶことになり、着るものには高機能を求め、食べるものは高価格帯に振れてしまう。何をするにも若い時よりもお金がかかるのである。

歳をとると言うことはこういうことなのだな。まったく困ったものだ。

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バイク用品の更新・フルフェイスヘルメット … Furia・BikeTouring2021/10/25

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バイク用品の更新:SHOEI フルフェイスヘルメット Z-8

今年、ヘルメットも更新した。定価¥56,100のところ、特価で¥53,800だった。
今まで使っていたヘルメットは、ドイツのヘルメット製造メーカー、SCHUBERTH(シューベルト)製のヘルメットだった。
デザインは良いのだが、僕にはかなり重過ぎた。それにサンバイザーを内蔵してあるせいで帽体自体も大きく、風の影響をもろに受けて肩の凝るシロモノであったし、耐用年数もとうに過ぎてしまっていた、ということもある。

そんな不満もあって、フルフェイスヘルメット選びにはこだわりがあった。
いろいろと検討した結果、コンパクトなフォルムと軽量で人気の Z-7の後継である Z-8が良いのでないかと購入を決めた。
メーカーのSHOEIの宣伝文句には「視界や操作性を向上させた新たなシールドシステムや、効果的な走行風の導入・排気による高効率ベンチレーションシステムなど、より一層の「快適性能」を追求した。」とある。

SHOEIのヘルメットにはPINLOCK EVO Lensという標準の防曇シートが付いている。また、万が一のアクシデント時に備えた緊急用ヘルメット取り外しシステムであるエマージェンシー クイック リリース システムを採用しているということも心強い点だ。

しかし何より、信頼出来る国産ヘルメットの中では最軽量でコンパクトな帽体というのが選定の決め手となった。


近所にあるナップス幸浦店にSHOEIの専門アドバイザーがいるということなので、さっそく行って来た。
専門スタッフによる計測とそれをもとにして若干の微調整を加え、ピッタリのヘルメットに調整してもらった。ヘルメットサイズはMサイズだった。
価格だけでいえばネット販売でもっと安く購入出来るだろうが、ヘルメットに関しては実際に被ってみてアドバイスを受けて購入するのが第一と以前の失敗から学んだ。

実際に被って走ってみて、一番の驚きはその静粛性だった。風切り音が気にならないほどの静かさにちょっと驚いた。
今まで被っていたヘルメットがうるさ過ぎたのだろうが、あまりに快適な走りで今まで以上に運転に集中出来る。
そして、ヘルメットの軽さも大きな魅力だ。特に長距離を走るとその軽さの違いに気付かされる。

マットブラックのきれいな仕上げなので、あちこちぶつけないように注意しないとな。

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