やどりき水源林のジャケツイバラの若い実 … 森林インストラクター・Volunteer2016/07/18

ジャケツイバラの実・豆
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本日は世間では「海の日」なのでしょうが、僕は山へ行ってきました。西丹沢・寄のやどりき水源林です。
今週末に行われるイベントのための下見と会場となる広場の草刈りに行って来たというわけです。

写真は、会場脇に生えていたジャケツイバラの葉と若い実(豆)です。
ジャケツイバラは、マメ科ジャケツイバラ亜科のつる性の落葉低木の植物と紹介されているのですが、低木のうちはツル性と気か付かないくらいしっかり自立しています。
また、高木に巻き付いて成長した姿を見ると、言われるような「落葉低木」とはまるで思えないほど、見上げるような高さに実(豆)を付けているのを見ることがあります。

実(豆)も大きくて立派です。

でもジャケツイバラの一番の特徴は、何といっても幹に付いている鋭いトゲトゲです。
作業用のゴワゴワした革の手袋を付けていても、突き通すのではないかと思えるほどのトゲトゲ具合です。

幼木も高木も、やどりき水源林内にはたくさんのジャケツイバラの姿を見ることができます。

早朝のハスの花・早朝観蓮会 … 三渓園・Volunteer2016/07/17

早朝のハスの花
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昨日に引き続き(今日は活動日ではなかったのですが)、時間をぬって本牧/三渓園に顔を出してきました。

三渓園では今、早朝観蓮会という催しをやっています。
早朝観蓮会とは、昨日16日(土)から来月(8月) 7日(日)までの土・日・祝日限定で行われているもので、ゲートを早朝の6時から開けて、咲いたばかりの蓮の花を観賞しようというイベントです。

朝早くからハスの花目当てに多くのアマチュアカメラマン、セミプロカメラマンらが、蓮池の岸辺に大きな三脚とカメラをずらりと並べて陣取っています。
ハスの葉の間に覗く神々しい色合いのハスの花がなんとも神秘的です。

ついでに、というかこれがメインなのですが、昨日のお蚕さんの様子を見に行きます。
今朝は20〜30頭の蚕が繭の姿になってきています。
せっせと口から糸を出し、繭玉を作っています。

囲炉裏からはいつもと同じように、いぶいくらいに煙が立ち上っていますが、お蚕さんはこの囲炉裏の煙についてはあまり気にする感じでもなく、いたって元気です。
来週中には、残りのお蚕さんもみんな繭になってしまい、次ぎに行く時にはこの飼育セットも片付けられて無くなっていることでしょう。

旧矢箆原家住宅ではお蚕の飼育・繭を作り始めました … 三渓園・Volunteer2016/07/16

お蚕さんの繭作り
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今日は一日フルに本牧/三渓園でのボランティア活動でした。

旧矢箆原家住宅の「おいえ(応接室/リビングのようなもの)」では、世界遺産にも指定された富岡製糸場(群馬県)から預かった200頭のお蚕さんが順調に育っていて、今 5齢目に入っています。
今日朝からエサを食べるのを止めて、四角い枡型の中で繭を作り出すお蚕さんが出始めました。
口から糸(シルク)を出して、自分の身体を包み込んでいく作業を見ていると、とても愛らしくて、一日見ていても飽きません。

四角く区切られた枡の中に自分で登っていき、気に入った?枡の中に自分の居場所・繭を作っています。
どうしてそういう習性が身に付いているのかは、お蚕さん本人に聞いてみないとはっきりとは解りませんが、とにかくそういう隙間を見つけて繭作りを始めるのでしょう。

感じではあと3〜4日で繭が出揃いそうです。
繭になった個体から順に富岡製糸場に送り返して、あちらで絹糸を取出す作業に入るそうです。
それも見てみたいなぁ。

スギの樹皮剥きをしてきました … 自然素材のものづくり・WanderVogel2016/07/14

スギの皮剥き
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先日、青梅の里山でスギの樹皮剥きをしてきました。

今年から主にツル性植物のツルを使ってするカゴ編みを先生について教わりながら制作しているのですが、先日はその材料のひとつとしてスギの樹皮剥ぎをしてきました。
ツル性植物に限らず、樹皮も面白い素材のようです。
この日は杉の他に、沢沿いに生えているクルミの木を伐採し、皮剥きをしてきました。

この皮剥き作業と言うのは、この時期にしか出来ない作業で、梅雨時の植物が盛んに地中から水を吸い上げている今の時期こそ、この樹皮剥きに適した季節なのだと言うことを実感しました。
樹皮を剥ぐ時は、ジュワッという音とともに水分が樹皮と木質部分との間から吹き出してきて、乾燥した表面からは想像もつかないほどのみずみずしさを感じます。
ちょっとかわいそうな感じもしますが、一皮むいた後のしっとりとした美しい木肌を見ると、ふだん見ているスギとは違った神秘的な姿を見せてくれます。

家に戻り、今度は採取してきた樹皮を平らに広げ、十分に乾燥させます。

今までそれほど気にしていなかったのですが、杉材もけっこう(というかすごく)ヤニが出るものですねぇ。
マツ材のヤニは良く知られていますが、スギも同じようにヤニが導管から吹き出して来るのを見ると、スギもマツも同じなんだなぁと、妙に感心してしまいました。

多彩な植物群に囲まれた奥多摩・越沢の渓相 … キャンプ・WanderVogel2016/07/13

越沢の渓相
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昨日書いた沢歩きで遡行した沢、奥多摩・越沢(こいさわ)の渓相

いつも行く西丹沢の源流部の渓相とはずいぶん趣の違う景色ですが、日本の、東南アジアの沢の典型かなという感じがしてきます。
この日は湿気も多く、雨もパラついていていたこともあって、草や木々の葉は濃い緑に包まれていかにも夏らしい沢を歩くことが出来ました。

昨日も書きましたが、サイズは大きくはないのですが、20cm程度のヤマメの姿はホントに多い。
ちょっと淵では、温度の一定な中層あたりの流れに定位しているのが見られます。
水温が高いので表層には上がってきていないのでしょうが、この日は雨が降っていることもあって、水温も少し下がりヤマメも姿を現しているのではないか、などと想像します。

何故か今年は春からぜんぜんフライフィッシングに行けてません。
真夏の釣りは無理ですが、秋にはホームグラウンドの西丹沢・世附川の源流部に行ってみよう。

大学のワンゲル部現役部員と沢歩き … キャンプ・WanderVogel2016/07/12

越沢のキツリフネソウ
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先週一週間はバタバタと忙しくてなかなかblogのupも出来ず、ずいぶんと日にちが空いてしまいました。

先週の週末は、昨年と同じく奥多摩・鳩ノ巣で、OB会主催で母校のワンゲル部現役部員を交えて、沢歩き+キャンプを実施しました。

天気がちょっと心配だったたのですが、途中で小雨がパラパラと落ちてきたくらいでかえって涼しくて快適でした。シャワークライムをしない我々OBにとっては絶好の沢歩き日和となりました。

越沢(こいさわ)を2時間程度沢通しで遡行し、お昼を食べてまた同じ沢通しで下ってくるというお気軽な沢歩きでしたが、沢を登るのも歩くのも始めてという現役生にとっては来たる沢登りの前哨戦としては最適だったのではないかと思いますよ。

この沢はあまり人が入っていないようで、遡行中も沢を横切って張られた蜘蛛の巣に悩まされます。水深のある瀬や淵には多くの魚影も見られ、ドライフライでも楽しめそうな沢です。

沢の両側は、高木のシデやアカメガシワに絡み付くようにサルナシやマタタビといったツル性の植物が生い茂り、木陰が多くて爽やかな沢でした。
タマアジサイやユキノシタもきれいな花を咲かせています。
濡れた岩肌にはイワタバコの群生が見えますが、葉っぱばっかりで、花は付けていません。さすがにもう終ってしまったのでしょうね。

写真は足元で咲いていたキツリフネソウの花。
これも群生で咲いていました。

真鶴半島の海岸の花・スカシユリ … 自然観察・WanderVogel2016/07/04

真鶴のスカシユリ
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昨日の真鶴半島の海岸に咲き誇っていたスカシユリの鮮やかな花

ハレーションが起きそうなほどの強い陽射しの中、目立って咲いていたのはスカシユリの花でした。
主に海岸の砂礫地や崖の斜面などに生える多年草のユリで、赤褐色の斑点を持つ橙色の花を付けます。

一見きれいな花びらに見えるものは「花被片」と呼ばれているもので、花弁のような萼のようなどちらともつかないものなのだそうです。
「花被片」はユリやチューリップに見られる花の形態で、図鑑には花弁と萼がかたち的に類似していて、あるいはほとんど区別ができない場合に、それらをまとめて「花被片」という、と書かれています。
ユリの花の場合、花被片は6枚あって、うち外側の3枚が萼で、内側3枚が花弁である、というのですが、それらは形態的にほとんど区別ができないので、まとめて「花被片」と言うしかない、ということのようです。

その「花被片」の根元部分に隙間があって、そこから透かして向こう側が見えることからスカシユリと名付けられました。

スカシユリは基本的には海岸に多いユリなのだそうですが、山地型や変種、栽培品種など、たくさんの種類があるようです。

真鶴半島で見つけたマヤランの花 … 自然観察・WanderVogel2016/07/03

真鶴半島のマヤラン
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今日(日曜日)は一日、自然観察部会の研修会で真鶴半島に出かけていました。

そこで、腐生植物の一種である三種類の野生のラン(タシロラン・マヤラン・ナギラン)を見つけることが出来ました。
写真はマヤラン(摩耶蘭)です。
僕は始めて見ることができましたので、ちょっと興奮しました。

写真で見るとおり、葉っぱも無ければ、根っこも無い変わった植物です。
光合成もしない(出来ない)ので、生きていくための栄養分は地下茎の中にいる特殊な「菌類」からもらっています。
いわゆる腐生植物(菌従属栄養植物)です。

ラン類全体に言えることですが、この植物も昨日のソテツ同様にまったくもって不思議な植物です。

海岸沿いの散策路に植えられているソテツ・雌木 … 自然観察・WanderVogel2016/07/02

ソテツ・雌木
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昨日に続いて、ソテツの雌木の方も載せておきましょう。

雌木の方はというと、昨年の雌花の上から若葉がグングン伸びて来ています。
若葉が伸びきって開くと中央にまた雌花が盛り上がってきます。

ソテツは、雄木も雌木もどちらも不思議な木です。

海岸沿いの散策路に咲く?ソテツの雄花 … 自然観察・WanderVogel2016/07/01

ソテツの雄花
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真夏の暑さが戻ってきました。いよいよ関東地方も梅雨明けなのかな?

金沢八景・平潟湾沿いの遊歩道に植えられているソテツ(蘇鉄)の木。ソテツには雄木と雌木があって、これは雄木。
まだ蕾み?の状態なのですが、雄花です。

太古の昔(中生代)からほとんど進化していない、生きる化石のような植物です。イチョウと同じ「裸子植物」に分類されています。
この姿を見ても普通の植物は明らかに違うことが解りますよねぇ。

植物の大部分を占める「被子植物」が、風や水、虫、鳥、動物など広い選択肢を介して受粉し、また勢力を広げていくのに対し、裸子植物はもっぱら風だけを媒介して受粉するので、植物界の勢力争いに勝てないのも解る気がします。

それにしても、見れば見るほど奇妙なフォルムをしています。

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