ネパールトレッキング・谷に架かる吊り橋 … Nepal Trekking・WanderVogel2017/01/03

nepal吊り橋
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ネパールのトレッキングで良く目にし、頻繁に渡ることになる「吊り橋」

以前(30年くらい前)は、竹と葛で出来たものがほとんどでしたが、今では鋼製ワイヤーで造られたものが多く、信頼性も上がっているように思えます。
竹の吊り橋全盛の時は本当に怖かった!!

ヤクやドンキーが渡るような吊り橋はそれでも歩くところに木の板が渡してあって少し安心出来たが、人しか渡らない吊り橋では、足元が竹1本で出来ていたので、本当に怖かった。

こういったワイヤー製の吊り橋は観光客のためと言うわけではなく、周辺に住む村人の通行の安全性を高めるために付け替えられているのですが、外国の援助によって造られるものも多くあります。
この吊り橋もドイツの資金援助で、先の地震で崩れた山道の復旧とともに整備されたものだそうです。
(脇に看板が立てられていて、ネパール語、英語、ドイツ語で詳細が書かれていました。)
もちろん日本も多くの資金援助、人的援助、物的援助をしているのでしょうが、なかなか目に見える形でのアピールが少ないようにも感じました。


エベレスト街道やアンナプルナ方面のトレッキングでは、訪れる外国人観光客も多く、麓までの交通機関も山道も、宿泊設備から食事の内容にいたるまで、他と比べるとグレードアップしていますが、それ以外のルートでは倒壊した村の建て替えなど地震の復旧ですら遅れ気味で、難儀している様子が見てとれます。宿の設備も食事の内容もかなり「質素」です。

(もっとも、エベレストやアンナプルナといった有名どころに入るトレッカーの数も、一昨年の地震以降ガタッと減っていて、元の水準に戻るのはまだまだ先なのかもしれませんが、、、)


僕のような一般人が出来る復旧の手助けとして唯一有効な手段とは、こうした山村をトレッキングすることで、少しでも現地にお金を落とすことだろうと思っています。
有名なルートではない地域を歩くことで、昔ながらの静かな山歩きを楽しむことも出来ますしね。

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