「建築の見方」いろいろな手法2008/05/05

関川村歴史資料館
有名な?建築物を見に行くことを趣味にしている人も多いだろう。一般紙で建築家特集を組んだり、建築物をアート感覚で楽しむことが一般化されている昨今、「建物を見に行く」のが目的だとしてもそれほど奇異な趣味ではなくなってきているのだろう。
「建築の見方」にもいろいろな手法があるが、ある地域に建てられた同じ建築家の作品を数点続けて見て歩くのも面白いものだ。
ゴールデンウィークの一日を塩沢町からスタートし魚野川/信濃川を下りつつ味方村、聖籠町、関川村までを建築家「香山壽夫」の設計した建物を廻ってみた。それぞれ博物館であったり資料館であったり中学校であったりとその用途は様々だ。しかし全体に流れるそのメロディーは共通するものがある。設計した年代も違うし条件も違っているだろうが、共通するひとつの「テーマ性」を感じることが出来て設計者の込めた「思い」をより明確に感じ取れる。
画家や作曲家が、4つの違った景色を描いてそこに共通の風土を感じさせようとするのと似ている。風土的統一感・様式的統一感。様式とは造り出すものに固有の精神的刻印のようなものだ。

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