店構えとのれんのエントランス効果 … 惹かれる和風デザイン2010/05/24

老舗鰻屋・関辻屋
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スポーツ・温浴施設の下打合せで岐阜まで出張してきました。

会議室での打合せが終わり、近くで食事でもしながらもう少しお話しを、、と 連れて行かれた鰻屋さん「関辻屋」です。
可児市の木曽川近くにある、鰻好きにはかなり有名な老舗鰻屋だそうです。


お店自体は新しく造られたいわゆる路面店の建て方ですが、黒く染めた木とベンガラ色の塗り壁の外観が落ち着きと和風の華やかさを感じさせます。

動かない建物に対し、わずかな風でも動き揺れるのれんとの対比も、昔から日本の商業デザインとして使われてきました。


入口に大きな白いのれん。
墨で書かれた「う」の文字がバックの色とのコンストラストもあって余計に引き立ち、車からでも目を引きます。
エントランスサインとしてはこれはかなり効果的です。

こういった「のれん」は日本独特のデザインで、空間をはっきりと区切らない手法でエントランス領域に期待感を持たせるのに一役かっています。
風で揺れて見え隠れする演出が、外側・内側の境界を曖昧にさせ「チラ見せ」の魅力で人を引きつけます。

のれんが大きく、スリットが深いほどその効果は上がります。(と、個人的には思っています。)



鰻は注文を受けてから焼きに入るので少々時間がかかりますが、丼に大きな一匹分のボリュームで大満足です。
焼き方は関東と違ってパリッと焼き上げていました。 とても美味しくいただきました。



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