初夏の西丹沢渓流源流部フライフィッシング … FF・WanderVogel2014/05/29

西丹沢のヤマメ
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仕事の予定が変更になり、思いがけず時間が空いたので、ここぞとばかりに西丹沢奥の渓流へフライフィッシングに出かけて来ました。

ちょっと目を離すとすぐに山へ、渓流へと出かけて行ってしまう、と叱られそうだが、こればかりは性分なので仕方ない。
休日でも人に会うことなどめったにない山奥の沢なので、ウィークデーなら渓流独り占めです。(あたりまえか、)

美しい渓流の水の流れと、日一日と緑の濃くなる木々に癒された一日を過ごすことが出来ました。
渓流沿いには(その昔盛んに植林されたのであろう)ニセアカシア(ハリエンジュ)の花がたくさん咲いています。
ガクウツギやマルバウツギ、バイカウツギも真っ盛り、林道脇の斜面を清楚な白い花で彩っています。
対岸の日当りには大木のミズキの花がだんだんと目立ち始めてきました。

十数年通い馴れた山域ですから、たっぷり2時間以上歩くことになる崩れた林道歩きもさほど苦にはなりません。
目指す沢まで、変わりゆく景色や季節の花々を観察しながら歩き通し、入渓点から沢へと降りていきます。

7フィート6インチ 4番の細いフライロッドを引っ掛けないように、慎重にゆっくりと水の中を歩き 滝を登り、アップストリームでフライをキャストしていきます。

風も暖かくなり、暗い沢の水温も上昇してきて、渓魚たちも沢の中央のヒラキに出て来ていますが、うっかり近づくと一斉に上流に逃げて去ってしまいます。

慎重なストーキングのあと、緩やかな流れの縁めがけて岩陰に隠れながら遠くからフライをキャストします。
水面に軽く落とし込んだ茶色の14番パラシュートフライにきれいなヤマメが一発で飛びついてきました。
岩の下に潜り込まれないように、ヤマメとのやり取りを楽しみます。
至福のひと時です。 そして、日本の渓流は本当に美しい!

ついでに言うと、このあたりは少なくともここ数年間はまったく放流していないということですので、釣れる魚はみな天然魚が自然の中で世代交代していったものだと思います。
(ここがどこかは残念ながら言えないけど…)

午後になると、空が一天にわかにかき曇り雷鳴が谷に轟き渡り、スコールのような豪雨となり、なんと雹まで降り出しました。
真夏のような積乱雲が引き起こした急激な天候の変化です。

狭い谷ではみるみる水かさが増え濁流となり、進退窮まることにもなりかねません。
早々に引き上げたのは言うまでもない。

先日の西丹沢FF:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2014/03/21/

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