平潟湾沿いの遊歩道に咲く満開のコブシの花 … 自然観察・WanderVogel2015/03/27

平潟湾沿いの満開のコブシ
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再開発の工事が進んでいる金沢八景駅前には平潟湾という幅300m、長さ1kmほどの入り江があります。湾口には野島という島があって入り江を二分して東京湾とつながっています。

もともとはもっと大きな入り江になっていて、大型の木造船でも停泊出来る良港だったようです。鎌倉時代には浅瀬の続く由比ケ浜方面には大型船が着けられなかったことから、この平潟湾が鎌倉の都の主要な外港として重要な位置を占めていたと言います。

今では、金沢八景から新杉田までを金沢シーサイドラインというモノレールが湾を横断するように走っています。
京急の金沢八景駅からは湾に沿うように新しく遊歩道が付けられていて、侍従川を渡ったところで野島へと分岐します。

遊歩道の街路樹には様々な種類の樹木が植えられています。
エンジュ、ソメイヨシノ、センダン、ヤマモモ、クスノキ、コブシなど落葉樹も照葉樹もごちゃまぜで植えられています。
今の時期は写真のようにコブシが満開を迎えています。大振りの白い花を木いっぱいに付けていて、遊歩道に軽やかなリズム感を与えています。

遊歩道近くの家の庭にちょうどモクレンが咲いていました。
モクレンもコブシも同じモクレン科モクレン属の花なので、(特にハクモクレンなどは)良く似ています。
でも、咲いている姿を並べて観察してみると違いは一目瞭然でした。

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