里川ではおなじみのシャガの花 … WanderVogel2013/04/11

シャガの花
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里に近い小川の岸辺でこの時期に可愛らしい花を付けるので、春の里川釣りではおなじみの、シャガ(射干・著莪)の花です。
写真は昨日(4/10)行った「三渓園」で撮ったものです。

白い花弁に紫のラインの入った可愛らしい清楚な花で、アヤメを小さくしたような姿です。写真のように、群生して咲くことが多いので川辺では特に目立ちます。
川辺だけでなく、林道の日当りの悪い湿った杉林の斜面などでも見ることがあります。

もとは中国原産で、かなり古くに日本に入ってきた帰化植物だそうで、山に自然に自生しているというよりは、人が介在して広がってきたという背景があるようです。

東京都のレッドリストの準絶滅危惧種に指定されています。

里山歩きでよく目につくキランソウ … WanderVogel2013/04/11

キランソウの花
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春の里山歩きではスミレなど他の野草に混じって咲いているのを見かける「キランソウ」(昨日行った「三渓園」で撮ったものです。)

「地獄の釜の蓋・ジゴクノカマノフタ」という別名が付いていて、全草に薬効があり天日乾燥させて煎じて飲むと咳止めや解熱・下痢止めの生薬として古くから使われていたようです。
茎や葉には虫刺され・かぶれ止めとしての薬効があり、山でアブなどに刺されたときには、手ですり潰して患部に塗ると良いといいます。

漢字名の「金瘡小草(きんそうしょうそう)」は漢名(中国での名称)。

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