三和土の補修、旧矢箆原家住宅 … 修復ボランティア・邸園/文化財保全 ― 2013/10/18
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三渓園に岐阜県荘川村から移設された「旧矢箆原家住宅」という茅葺き屋根の古い民家の床の補修を、三和土(たたき)と呼ばれる方法で行ないました。
写真のようにみんなで一列になってひたすら床を「たたき」ます。
三和土と書いて「たたき」と読みます。
古い民家などで広い玄関やかまどのある台所、縁側の下などの床の仕上げに用いられている いわゆる土で造った床(土間)のことです。
土と石灰とにがりの三種類の材料を混ぜて作ることから「三つを和える土」という意味で「三和土」と書きますが、床の造り方は読み方通りにひたすら「叩いて」締め固めるところからきています。
ここでは「にがり」は使わずに赤土と石灰を4対1で混ぜただけですので、「三和土」ではなく「二和土」とでも書いた方が良いのかもしれませんね。(笑)
土には三渓園の園内で取れる赤土を使います。
これに石灰を良く混ぜて補修する箇所に撒き、あとはひたすらみんなで叩きます。ひたすら叩きます。
三和土の主原料は赤土、黒土、真砂土(山砂:主に関西以西の山に広く分布している花崗岩が風化した土/砂)など様々ですが、元々はその土地の土を原材料として使うのが正しい作り方ですので、園内の赤土を使うことはまあ正解でしょう。
単純に土は石灰と混ぜ合わせることで硬化します。
にがりは水分を保持し、より硬く締め固めるために使われますが、入れなくても十分に叩けばしっかり固まります。
最近では、にがり(塩化マグネシウム)の替わりに、道路に蒔く凍結防止剤(塩化カルシウム)を代用したりもします。
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三渓園に岐阜県荘川村から移設された「旧矢箆原家住宅」という茅葺き屋根の古い民家の床の補修を、三和土(たたき)と呼ばれる方法で行ないました。
写真のようにみんなで一列になってひたすら床を「たたき」ます。
三和土と書いて「たたき」と読みます。
古い民家などで広い玄関やかまどのある台所、縁側の下などの床の仕上げに用いられている いわゆる土で造った床(土間)のことです。
土と石灰とにがりの三種類の材料を混ぜて作ることから「三つを和える土」という意味で「三和土」と書きますが、床の造り方は読み方通りにひたすら「叩いて」締め固めるところからきています。
ここでは「にがり」は使わずに赤土と石灰を4対1で混ぜただけですので、「三和土」ではなく「二和土」とでも書いた方が良いのかもしれませんね。(笑)
土には三渓園の園内で取れる赤土を使います。
これに石灰を良く混ぜて補修する箇所に撒き、あとはひたすらみんなで叩きます。ひたすら叩きます。
三和土の主原料は赤土、黒土、真砂土(山砂:主に関西以西の山に広く分布している花崗岩が風化した土/砂)など様々ですが、元々はその土地の土を原材料として使うのが正しい作り方ですので、園内の赤土を使うことはまあ正解でしょう。
単純に土は石灰と混ぜ合わせることで硬化します。
にがりは水分を保持し、より硬く締め固めるために使われますが、入れなくても十分に叩けばしっかり固まります。
最近では、にがり(塩化マグネシウム)の替わりに、道路に蒔く凍結防止剤(塩化カルシウム)を代用したりもします。
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