エンレイソウに混じって咲くツクバネソウ … 自然観察・WanderVogel2015/06/27

ツクバネソウ
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新潟出張の帰りの苗場山中で見かけた草花です。たくさんのエンレイソウ(ユリ科)に混じって、花を付けるツクバネソウ(ユリ科)。

エンレイソウと言えば、3枚の葉っぱの中心から花茎が立上がり3枚の花びら(萼)を持つ花を咲かせます。まれに4枚の葉っぱを持つものもあるそうです。
写真上方には標準的な3枚の葉っぱのエンレイソウが写っています。
エンレイソウに混じってポツリポツリとツクバネソウが立上がって咲いていました。花びらを持たない地味な花(花びら状のものは萼片)は、うっかりすると見過ごしてしまいます。
花が実になり、黒く熟すと萼片と共にいかにも「衝羽根」という感じになります。

エンレイソウにしてもツクバネソウにしても、輪生の葉の中央から花柄が立上がって小さな花を咲かせるその姿からはとてもユリの仲間という感じがしませんね。

余談:
写真右奥にボケて写っているのはタマシダのように見えます。温暖な地域に育つタマシダがこんな雪深い山間地でも育つんですね。(もしかしたら、違う種類なのかも)
タマシダは自宅の裏にホウライシダと並んでワサワサはびこっているので、見慣れたシダ類のひとつです。

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