西丹沢・カラムシの葉を食べるフクラスズメの幼虫 … 自然観察・WanderVogel2015/08/13

カラムシの葉を食べるフクラスズメの幼虫
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お盆休み前半は、バタバタと片付ける仕事が重なって忙しく、blog更新も数日間滞ってしまった。
それにしても今年の夏は異常な暑さで、正直言って身体がついていかない。

写真は先日行った西丹沢の渓流釣りで見つけたきれいな蛾の幼虫。

世附川林道の山側の斜面には、カラムシ(葉が互生)やヤブマオ(葉が対生)、アカソ(葉が対生)などのイラクサ科の植物が群生していて、葉の裏などを観察しながら歩いていると、イラクサ科を食草とするフクラスズメのカラフルな終齢幼虫が盛んにカラムシの葉を食べているのに出くわした。

写真の下側が頭で、身体をのけぞらせてカラムシの葉の先端を食べていた。越後上布や越後縮などの織物の繊維にもなる丈夫な茎や葉脈部分を残し、柔らかな葉の部分だけを選んで食べています。

毒々しい配色をした身体をしていますが、毒は無い。成虫になると茶系の地味な色合いになるフクラスズメですが、幼虫の時はこんなにハデハデなんですねえ。

葉を持ち上げて写真を撮ろうとすると、警戒して身体を小刻みに振動させていた。この幼虫独特の防御態勢なのだそうだ。

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