渓流に入れない時期2007/12/23

iwana2007
この時期のフライマンは渓流に入れないことでそろそろフラストレーションが溜まってくる頃だ。関東近辺の渓流はだいたい10月になれば禁漁に入る。11月、12月と日が経つにつれ渓流が恋しくてたまらなくなり溜息をつく、しかし不思議なもので年が明けて1月に入ると解禁を心待ちにする気持ちに変わってウキウキしてくるのだ。だから年末の行事は今年逢った"渓魚"の写真を見返しながら今年も楽しんだなぁ〜。と振り返りながら熱燗を傾けるのである。そして夜は暮れてゆく。
来シーズン用のドライフライを巻くのは年が明けてからだなぁ。

新潟の現場に設計監理に行って来ました…12007/12/28

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外部足場がとれてやっと全貌が見えてきました。

RC打ち放しはコンクリート打ちの時に混入した防水剤の関係でかなり“斑(ムラ)”が出来ていて抜けきれていなかった。

この“斑(ムラ)”は脱型後時間が経つとだんだん薄くなっていくのであるが、今の段階では上階にいくにしたがってまだ“ムラ”が目立つ。
特に型枠目地からの水分の抜けに伴う防水剤のシミが目につく、これも時間と共に消えていくのであるが現段階ではまだはっきりとわかる。
コンクリート自体は比較的きれいに打てているだけに“斑(ムラ)”が残念だ。来年の雪解け時期にはきれいになっていることを期待するしかないか。

設計ではRC外壁面全面に撥水材の塗布を予定していたが完全に色が抜けきるまではこのままの状態でおいておき、来年の時期を見て塗布するように変更した。
今年は初雪が早く一時は積雪が残り心配していたが、12月に入ると逆に雪が降らず、また気温もさほど下がらず現場にとっては幸運なことである。

内装面もRC打ち放し面が多くてこちらも“斑(ムラ)”が見うけられるのでちょっと汚い感じはする。室内側の乾燥具合が心配だ。

積雪の多い地域であるので断熱に関してはかなり気を使ったが、施主との協議で一部に断熱塗料を塗布(ベランダ壁面の白く塗っている部分)してみた。
替わりに断熱塗料を塗布した面の内壁側は断熱材を施工せずRC打ち放しのままにしてある。結露や熱伝導など結果を見てみようと思う。

結果によってはこれから使用箇所が増えるかもしれないなあ。
(塗料自体は割高ではあるが) 結果が楽しみだ。

新潟の現場に設計監理に行って来ました…22007/12/28

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雪国は当然、雪の問題を解決しなければなりません。特に問題となるのが積もった雪の圧迫による窓ガラスの破損である。
デザイン的には開放感を求め床から天井までの大きなガラス窓を設計したいところであるが外部側には頑丈な雪囲いが必要になってくる。
ここではスチールのFBでベランダ手摺と同仕様のものを作成し共に溶融亜鉛メッキ(いわゆる亜鉛のドブ浸け)をかけている。
グレーチングのように隙間があるが耐雪雪囲いとしてはこれで十分効果がある。
ゴツく見えるのが難点だが雪の力は想像以上に重く強力で、車のガードレールでさえ簡単に飴のように曲げてしまう。

窓の内側に見える白い回り階段はメゾネットタイプ賃貸住戸の吹き抜けリビングにあるものだ。
床は白大理石(当然床暖房である)で壁はRC打放しとしてあるので雪国には少し寒々しく感じられるかな、と心配していたがこの辺りにはこういったデザインの賃貸集合住宅はないので、これはこのままで良しとしよう……。
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