ヤマビルの季節、足下はやはり長靴か … 森林ボランティア・WanderVogel2013/07/24

折り畳める長靴
- -
低山登山や沢歩き、山でのボランティア活動でこの時期心配なのがヤマビルです。
特に丹沢山系の東側では必ずいると思った方が良い。

いつもは軽登山靴を履いて行ってそのまま山での作業していますが、この時期は長靴が良い。
車で参加出来るのであればどんな長靴でもよいのでしょうが、電車で移動して山に入り作業をするということになると、大きな長靴は持ち運びに苦労します。

日本野鳥の会で「折り畳める長靴」というのを出しているということを知って、それなら持ち運びに便利だなと打合せの帰りに東急目黒線/不動前駅近くにある「日本野鳥の会」まで買いに行ってきました。
折畳めるということはそれだけ薄くて軽いということですので、やはり耐久性には不安の残る作りではありますがとりあえず使ってみることにしましょう。

ヤマビルについては夏山に行ったことのある方は何度か経験済みでしょうが、通常は地面に落ちた葉っぱの裏や石の裏にひそんでいて野生動物(シカやタヌキ、クマなど)や人間が通ると動き出して取付きます。
靴や衣服に貼り付き尺取り虫のようにすばやく移動して、目に見えない細かい隙間から侵入して柔らかい肌を探して吸血します。
血を吸っている時は吸われている本人もまったく気付かずに、あとで大量に出血しているのを見て始めて気が付くという静かな吸血動物です。

不用意に道端に腰掛けたりすると、足からだけでなく様々なところから肌まで侵入してきます。
雨の多い時期などは木の上からポトリと落ちてきて、首筋や背中に知らぬ間に吸い付いていた、なんてことも結構あります。
不幸にも吸い付かれたら、塩をかけたり火であぶって引き離すか指でつまんで引き剥がすしかありません。
(あるいは、避忌剤を直接吹付けます。一撃でヒルは死んでしまいます。)

あとはそのままでも問題無いのですが、ヤマビルは喰いついた歯の間からヒルジンという血液凝固を阻止する物質を出すのでなかなか血が止まりません。
抗ヒスタミン剤を塗って絆創膏を貼り、何回か取り替えながら経過を見ていくしか方法がありません。

ヤマビル除けの薬品(ヤマビル避忌剤)がありますので、靴周りや袖口、首周りなどの衣服(タオル)に吹付けておくのが効果的です。
ヒルが発生しやすい時期や(特に)場所に出かける時には忘れずに!
私は「ヒル下がりのジョニー」というふざけた名前(でも、けっこう有名です)のスプレーの避忌剤を使っています。

アクセスカウンター