黄金色に輝くブナの林を歩く/丹沢堂平 … 山歩き・WanderVogel2014/10/29

天王寺尾根ブナの登山道
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快晴の中、丹沢山から不動の峰、蛭ヶ岳、堂平と東丹沢主稜線を秋晴れの中を歩いてきました。

丹沢山から東に延びる支尾根(天王寺尾根)の北側(標高1,100m~1,300mあたり)一帯を「堂平」と呼びます。
堂平から天王寺尾根にかけては「かながわ美林50選」に選ばれるほど、美しいブナの林が広がる地域です。

平日の早朝とあって、さすがにこの山域には人の気配がまったくありません。
堂平から丹沢山へとつながる天王寺尾根はブナやカエデ類の紅葉・黄葉が真っ盛りで、登山道に厚く降り積もった黄葉した落ち葉を踏みながら頂上を目指します。


山歩きの楽しみは何もピークハントだけではありませんが、早朝から登っていることもあり、クリアに晴れ渡った青空の中に浮かぶ富士山を正面に見ながら、丹沢山~不動の峰~蛭ヶ岳と主稜線を歩き通してしまいました。
見晴しの良い人気のない稜線上を歩くのももちろん気持ちの良いものですが、ここでの一番のお気に入りの場所は「堂平」とよばれる場所に残されているブナの林です。

雲ひとつないほどのすばらしい快晴の中、標高1,300m周辺までのなだらかな尾根上には数多くのブナが黄葉し、黄金色の木漏れ日を落としていました。

真っ赤に紅葉したコハウチワカエデやコミネカエデ、イロハモミジなど、濃い紫色に紅葉したホソエカエデ、橙色に紅葉したカマツカやリョウブ、緑々したみずみずしい針葉を持ったツガの大木とのコントラストも美しい。


コースタイム:
塩水橋ゲート 6:05~(林道ショートカット)~登山口7:10~堂平沢砂防堰堤7:40~天王寺尾根分岐(尾根上)8:15~丹沢山山頂8:55-9:05~不動ノ峰9:40~棚沢ノ頭9:50~蛭ヶ岳山頂10:25(昼食)
蛭ヶ岳山頂11:05発~鬼ヶ岩ノ頭11:30~不動ノ峰11:50~丹沢山山頂12:20-12:40~天王寺尾根分岐(尾根上)13:15~堂平沢砂防堰堤13:45~塩水橋ゲート 15:00着
(行動時間=昼食/小休止入れて 約9時間、登山行程= 塩水橋~丹沢山~蛭ヶ岳(往復=20.5km)

地図=1/25,000:大山、東丹沢登山詳細図(吉備人出版)、山岳用GPS(GARMIN OREGON 650TCJ)

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