北鎌倉 明月荘・木造建築/和小屋の知恵 … 木造建築・講演会2014/11/08

北鎌倉・明月荘
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北鎌倉の明月谷戸の最奥に位置する小さな谷に(敷地は2,600㎡もある)に明月荘(旧 石橋又義邸)は建っている。

隠れ里の自然に囲まれて、ひっそりと残されているといったほうがイメージ的にはピッタリします。

一時期は解体の危機に見舞われたこともあったというが、いろいろな経緯を経て幸いにも最後は神奈川県の所有となり、鎌倉市が管理しているということだが、近年は老朽化も目立ち、なかなか修復もままならない状況になっているようです。

数年前から「神奈川県まちづかい塾」という団体と地元の住民有志らと県とが一緒になって保存・活用を行なっている施設・敷地だといいます。

今日は、この「明月荘」とその周りの谷戸を散策しながら、北鎌倉 明月荘県民協働事業プログラムの一環で行なわれる「講演会」を聴くために出掛けてきた。

明月荘での建築講演会としては第1回目となるもので、「木造建築の魅力と未来」をテーマに、講師には著名な建築家の「内田 祥哉(よしちか)」先生を迎えての講演会です。
講演は「和小屋の知恵と現代の和小屋」と題して行なわれました。


明月荘の畳の間を二間開放して会場(14畳+広縁+廊下)としたのですが、結構な人数(50人くらい)が入ったので、すし詰め状態での講演会となりました。

日本の伝統的木造建築は、ほどいて・たたんで・運んで、別に場所に建て直したり、地震などで倒れても起こし屋さんに起こしてもらえば元通りになるように出来ていました。
今回は、建物の屋根を支える伝統的工法・和小屋を切り口にその秘密をひも解く、という内容で、興味深い話しを聞くことが出来て、なかなか有意義な時間を過ごせました。


谷戸の奥には深い竹林(孟宗竹)が広がり、鬱蒼とした雰囲気がまた良かった。

谷間の斜面に古くて大きなヤマザクラの木が2本立っていました。
春になると美しい光景が広がるんだろうなぁ。

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