山の自然素材を使って作るアート(スギ) … Nature Art・Workshop2021/09/06

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「タネ・種子」に注目して作った標本風のサンプル作品:スギの球果と食痕
「森林インストラクターと山を歩き、山で収集したもので作品を作ってみよう」という“森のワークショップ”の一環で作成した、WS用の個人的な「習作」

スギ(杉、Cryptomeria japonica):ヒノキ科スギ亜科スギ属、日本原産の常緑針葉樹。スギ属 (Cryptomeria 属) は本種のみ。
以前はスギ科 Taxodiaceae に分類されていた。
漢字の「杉」は、日本ではスギのことを指すが、中国ではコウヨウザン(広葉杉:中国南部原産のヒノキ科コウヨウザン属の常緑針葉樹)のことを指す。

杉は古くは神聖な建築物の柱材、壁材などに使われてきた。時代が下がると町家などでも使用されるようになったが、一般的な民家では広葉樹材が使用されることが多かった。杉は割裂性がよく、裂いて材(角材や屋根葺き板材など)を作ることが出来たため、古くはその方法で加工されてきた。
また、杉の樹皮もとても有用な建材で、外壁材や屋根材(杉皮葺)として古くから利用されてきた。葉は乾燥して線香に用いられた。

ニホンリスの食痕:スギの球果を齧った痕(上の4個の球果)。球果の中に入っている小さな種子を食べる。
ニホンリス(ネズミ目リス科)はけっこう雑食で大食漢、アカマツの松ぼっくりやスギ、ヒノキの種子、クルミやドングリ、果実の他に、キノコや昆虫、小鳥の卵なども採食する。
植林地やアカマツの生えている真下の地面をよーく観察すると、ニホンリスやムササビ、モモンガ、ネズミなど野生小動物の食痕をたくさん見つけることが出来る。

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