谷川岳山麓の樹林帯・ブナの根元… 山登り・WanderVogel2017/04/28

谷川岳山麓、ブナの根元
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谷川岳、西黒尾根の山麓にはブナとサワグルミ、ミズナラの樹林帯が広がっています。

この時期、木々の根元にはドーナツ状の深い穴が空いています。(写真はブナの根元です)
木々の樹皮の温かさで周りの雪が少しずつ溶けてこのような姿になります。

ブナの木の周りには、昨年秋に付けたたくさんのブナの実が埋まったり、散らばったりしています。
枯れ木のように見える木々も、もう少しするといっせいに芽吹きが始まり、あっという間に新緑に包まれることでしょう。

雪が溶けると中に埋まっていたブナやサワグルミの実、ミズナラのドングリたちも芽を出し(実生)始めます。
芽を出した小さな苗のほんの一握りだけが奇跡的に生き残り、世代交代へと繫がっていきます。

過酷な自然の中、それは気の遠くなるような確率です。

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