箱根の神山歩き・ハイキング引率の下見 … インストラクター・WanderVogel2014/06/15

箱根のイタヤメイゲツ
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6/15(日曜日)は、小学校の林間学校の引率の下見で、数名の森林インストラクターと先生達と共に箱根の山を歩いて来ました。

すでに入梅しているので天気が心配でしたが、昨日同様によく晴れて、気持ち良く山歩きと下見山行を終わらせることが出来ました。

箱根の山の中心に位置する(箱根では一番高い山)神山を巡るコースを歩きました。
まあ、高いとはいっても1,438mの標高なので、山頂は樹林帯にすっぽりと覆われていて、残念ながら頂上からの眺望はありません。
芦ノ湖が見えるかと思ったが、そうではなかった…、駒ヶ岳の方は頂上が草原化しているので眺望は望めるのでしょうねぇ。

神山周辺の植生はとても豊かで、防ヶ沢一帯のスギ・ヒノキの植林帯を除けば、ほぼ広葉樹林で覆われていて山道を歩いていても木漏れ日が気持ちがいい。
鳥の声もたくさん聴こえてきます。
ボオーボオー、ポポッ、ポポッと鳴くツツドリ(カッコウの仲間)や、ピイー、ピツピツピツ、ピイーと鳴くコマドリなどの声が盛んに聴こえてきます。
(僕にはまだ鳥の鳴き声の判別は無理なので、同行した鳥の専門家の森林インストラクターに教えてもらったのですけどね…)


写真のイタヤメイゲツ(コハウチワカエデ)の巨木やヒメシャラの林、ミズナラやリョウブ、アセビ、アブラチャンの林など、ほんの少し標高が変わるたびに現れる木々の植生の違いが楽しい。

濃いピンク色をした花冠を持ち、萼片が4枚のプロペラ状になっていて、まるでツクバネのように見えるツクバネウツギ(スイカズラ科)は、もう花の盛りを過ぎてはいますが、まだあちこちでかろうじて咲いているの目にしました。

白くて可愛らしいサルナシの花は、丸い花弁の中に散らばる黒いツブツブの雄しべが和製キウイフルーツの断面を想像させて、見ているだけで面白いものです。

足下に目を転じると、ムラサキサギゴケ(コケという名前がついているが、立派な多年草です)の淡いブルーの花がパッと目に入ってきます。

また、山道の脇には派手な花をつけた背の高いサイハイランや、まだ緑の蕾みを葉の下に並べたナルコユリなどにも出会えました。

帰りに、箱根名物の「温泉」に入る時間がなかったことだけが心残りでした。
温泉あってこその箱根なのに… 残念!

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