丹沢ヤビツ峠・下草刈り森林整備作業 … インストラクター・WanderVogel2015/07/25

ヤビツでの下刈り作業
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今週は仕事での忙しい日々が続きましたが、今日は神奈川県森林インストラクターとしてのボランティア作業で、丹沢ヤビツ峠にある植林地で行なわれた下草刈りの指導に出かけました。

ここは、県内にある団体の森林整備活動の一環として十数年前から植林が行なわれてきた一帯です。

植林作業というのは、苗木植えればそれで終わりというものではなく、植林した苗木がある程度の高さに育つまでは、毎年毎年下草刈りをしてあげなければいけません。
これは畑で作物を作るのとまったく同じことです。
植林した幼樹が下草に負けないような大きさに育つまでは、人の手でしっかりメンテナンスをしてあげないと樹木はうまく育ちません。

幸いここでは、毎年継続して行なった下草刈りなどの作業によって、植えた当時小さかった苗木も写真で見ても解るような大きさ・高さにまで育ちました。(多少まばらではありますが…)
でも、ここまで育てばもう下草の日陰になることもありませんので、これから順調に育っていけると思います。
ここでの下草刈り作業も今年でいちおう完了となります。


企業や団体・学校などで行なう「森林整備活動」というのは、その実質的な成果というよりは、地元神奈川の山の環境・水の環境を自分たちで守っていくのだ、という意識を持ってもらうことが第一義的な目的です。
今日は炎天下の中、熱中症に気遣いながらの短い時間内での作業となりましたが、手を入れたところと入れていないところが遠くからでもはっきりと解るくらいの成果となって現れました。
参加された300名以上の一般ボランティアの方々も、帰り際にこの姿を下から眺めれば満足してもらえたのではないかと思います。

心配していた「ヤマビル」「スズメバチ」「毒ヘビ」などの危険な生きものも今日は姿を現すこともなく、ケガ人や病人も出ずに無事に作業が終わり大変良かった。

それにしても、なんともまあ 暑い暑い一日でした!

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