丹沢山山頂東側のブナ林と鹿柵 … WanderVogel2013/05/30

丹沢山のブナ林と林床
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丹沢山山頂東側の天王寺尾根の最上部に広がるブナ林には、林床保護のための木道と鹿除けネットに囲まれた保護エリアが整備されています。

林の高木層にはブナ/イヌブナに混じって、ハウチワカエデと低木のトウゴクミツバツツジの姿が確認出来ます。
尾根上にあれだけ多かったアセビ(馬酔木)の姿はまったく見られなくなりました。

丹沢山山頂から塔ノ岳方面への稜線上のブナ林は立ち枯れが目立ち、稜線全体の荒廃がかなり進んだ状況になっていますが、丹沢山東側のこのあたりはまだ美しいブナの大木の姿を見ることが出来ます。

ただし林床を見てみると、草本類は毒のあるバイケイソウや鹿の嫌いなテンニンソウ、オオバダケブキ、マツカゼソウだけが目立ちます。

低木から草本類には片寄った植生が目立っていて、写真で見ても健全な森林の姿には見えませんね。

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