西丹沢の紅葉/黄葉・美しい落ち葉たち … 山歩き・WanderVogel2013/11/22

紅葉の落ち葉
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西丹沢 河内川の西丹沢自然教室を起点に、ツツジ新道を檜洞丸へ登り、石棚山稜の尾根上を辿り板小屋沢に下るというルートを歩いてきた。

途中で頻繁に立ち止まって写真を撮ったり、落ち葉などを拾いながらの、のんびりした山行だ。秋の紅葉山行は人気の無い里山が楽しい。
この日もすれ違った人数は片手くらいなものだ。もっとも、ここ檜洞丸あたりは春のシロヤシオの咲く季節を除けば丹沢の中でもマイナーな山域なのだ。

落ちている落ち葉を拾い集めながら檜洞丸頂上まで登り、ベンチにその一部を並べてみたが、どれくらい解るだろうか?

珍しい3枚になった紅い葉っぱはカエデの仲間メグスリノキの葉だ。
小さい茶色の鋸歯のある葉はコナラの葉で、真ん中の茶色になった鋸歯の大きい葉っぱはミズナラのもの、同じ茶色でも少し光沢あって明るい橙色をした、葉の縁が波打っているのはブナの葉だ。
小豆色になった丸い葉はガマズミのもので、紅と黄色の混ざった縁に細かい鋸歯のある葉っぱはリョウブの葉だろう。
4枚散らばっているひときわ鮮やかな紅色のカエデの葉はみなコミネカエデの葉だな。

その他にも、鮮やかな紅色に染まるホソエカエデやコハウチワカエデ、イタヤカエデ、オオモミジといったカエデの仲間のオンパレードだ。それらに混じってカマツカやミズキ、ガマズミ、シナノキやカツラなどが地面に落ち葉のじゅうたんを作っている。

頂上付近では紅葉も終わり、地面には高い霜柱が立っていた。残っている木々の葉もやがてきれいに落ちてしまい、周り一面眺望が開ける明るい山頂へと変わっていく。

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