西丹沢・コシバ沢源頭部より箱根方面を望む … 山歩き・WanderVogel2013/11/03

西丹沢から見た箱根の山々
- -
まだ夜の明けないうちから車を走らせ、ちょうど良い時間に寄(やどりぎ)大橋の駐車場に到着しました。

身支度して、やどりぎ自然林事務所前のゲートを通過し、酒匂川水系 中津川支流の一つである寄(やどりぎ)沢を遡行していきます。
やがて登山道は寄沢から分かれ雨山峠に向かって右岸斜面を登って行くのですが、沢沿いのみずみずしい紅葉が見たくて「この先・危険」の看板を横目に見ながら、コシバ沢をそのまま突き上げます。
ネットで調べると、コシバ沢はかなり危険という書き込みが多く見られるので、普段は岩稜地帯を歩く時以外あまりかぶらないヘルメットを装着して遡行します。 (ですが、いつもフライフィッシングで行っている沢の源流部のほうが数段危険な感じがします。)
真っ赤にに紅葉したイロハモミジやホソエカエデ、黄葉したオオモミジ、スギやヒノキの青い葉など色とりどりの木々が沢全体を彩っていてとても美しい!

写真は美しく色づいたホソエカエデの向こう側に、薄霧に浮かんだ箱根の山々が現れた瞬間です。そのコントラストが幻想的で見事でした。

コースタイム:(山行時間=6時間45分、写真を撮りながらのゆっくりしたペースでした)
寄大橋(7:30)~コシバ沢出合(9:00)~コシバ沢右岸登り(9:30)~(沢沿いにトラバースしながら高度を上げる)~鍋割峠(10:05)~茅ノ木棚沢ノ頭(10:30)〜雨山峠(11:10)~雨山頂上/昼食(11:45〜12:20)~檜岳 ヒノキダッカ (12:50)〜正規ルートを外して寄大橋目指して尾根を下る(下山開始)~「成長の森」案内看板(13:50)~林道合流(14:05)~寄大橋(14:15)

地図=1/25,000:中山、大山、秦野

西丹沢・雨山峠付近のミズナラ林の尾根 … 山歩き・WanderVogel2013/11/03

雨山峠のミズナラ
- -
前回(10/21)鍋割山稜を歩いたときは尾根全体がブナの木に囲まれていましたが、今日登った雨山峠から檜岳(ひのきだっか)にかけての尾根はミズナラを主体にコナラやイロハモミジ、ヤマボウシなどが尾根全体を占めていました。
同じような山域なのに尾根によってかなり植生の違いがあるものですね。

なだらかな尾根全体にミズナラやコナラの落ち葉が厚く降り積もり、足下はフカフカのじゅうたん(というか布団)のようです。
尾根筋の黄葉/紅葉はもう終盤という感じで、あらかた葉が落ちてしまった木々は見通しも良くなって、地面まで陽の光が降り注ぎとても明るい尾根になっています。
初春の情景も美しいですが、晩秋から初冬に移っていくこういった空気感もまた良いものです。僕は好きです。

かなりマイナーな山行コースということでしょうか、三連休 中日の晴れた日だというのに、ぜんぜん人に会いません。全行程で単独の登山者4名とすれ違っただけでした。
以前のblog:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2013/10/21/

アクセスカウンター