カトマンズのローカルバス乗り場 … WanderVogel2011/11/01

NEPAL ローカルバス乗り場
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9月に行ったカトマンズからランタンヒマール方面へ行くローカルバスのバス乗り場の風景です。

中小のオンボロバスがたむろしているだけの、ただの道端のように見えますが、ちゃんとしたバスターミナルです。
わかり難いですが、左端の汚いテントの下がバスチケット売り場になっています。

バスには行き先の表示などはあまり出ていませんので、周りの人に聞きまくるしかないのですが、ネパールの人は皆 親切に教えてくれます。
ただし、みんな教えてくれることがバラバラですので、聞いても本当のところはさっぱりわかりませんけど。


ネパールのローカルバスには、インド TATA製のバスが使われていて、車体やイスなどは木製ですのでだいたいがどこかが壊れています。

座席の上には飛行機の機内にあるような新鮮空気の吹出口のようなものが付いていたりしますが、こういったものには触らない方が無難です。
何も出てこないか、溜まったホコリが落ちて来ます。
リクライニングシートのレバーにも触らない方が良いでしょう。

ほぼ100%壊れていて、元に戻らなくなることが多いので、そうなると背もたれ無しで大揺れの車内に座っていなければならなくなります。

バス本体も1日に2〜3回は必ず壊れます。
足回りが壊れることが多いのですが、直し直し毎日走っていますので、誰もあまり驚きません。
このバスで、100km弱の行程を10時間以上かけて移動します。走るのが遅いからではなく、乗り降りやお茶や食事で頻繁に停まるからです。

車内は小柄なネパールの人にとっても異常に狭いので、雨が降っている時以外は若者は屋根の上に乗っていることが普通です。
屋根の上に人を満載して車体を揺らしながら走っているのを遠目に見ると、まるで難民の移動風景に間違われるほどです。

もちろん、人間だけが乗るのではなくヤギや羊も乗り込んできますから、車内は野生の匂いで満たされています。


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