明るい紫色の実を残したままのムラサキシキブの冬芽… 自然観察・WanderVogel ― 2015/12/01
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一昨日のスナップをもう1枚、ムラサキシキブの冬芽(裸芽)
先端の二枚に合わさった裸芽の両脇にも一枚ずつの若い葉(側芽)を持っている。粉が吹いたような細かい毛で覆われていて、柔らかく暖かそうな冬芽です。
それにしても、暖かい陽光をいっぱい浴びて、何とも美しい姿です。
いくつもに枝分かれした茶色く枯れた花序(果実の柄の部分)と、明るい紫色の果実が残っています。
ムラサキシキブの花は、集散花序(しゅうさんかじょ)と呼ばれるかたちの花をさせますが、実がなっても同じ形状の花序が残ります。
枝分かれしながら咲く花の形状は、この姿になっても想像出来ますね。
この時期はまだ葉が落ちていないので、葉痕を見ることは出来なかった。
葉が落ちると一層紫色の実が目立ちます。
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一昨日のスナップをもう1枚、ムラサキシキブの冬芽(裸芽)
先端の二枚に合わさった裸芽の両脇にも一枚ずつの若い葉(側芽)を持っている。粉が吹いたような細かい毛で覆われていて、柔らかく暖かそうな冬芽です。
それにしても、暖かい陽光をいっぱい浴びて、何とも美しい姿です。
いくつもに枝分かれした茶色く枯れた花序(果実の柄の部分)と、明るい紫色の果実が残っています。
ムラサキシキブの花は、集散花序(しゅうさんかじょ)と呼ばれるかたちの花をさせますが、実がなっても同じ形状の花序が残ります。
枝分かれしながら咲く花の形状は、この姿になっても想像出来ますね。
この時期はまだ葉が落ちていないので、葉痕を見ることは出来なかった。
葉が落ちると一層紫色の実が目立ちます。
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燃えるような紅色で自己主張・マルバウツギの紅葉… 自然観察・WanderVogel ― 2015/12/02
目にも眩しいイチョウの黄葉・代々木の街路樹… 自然観察・WanderVogel ― 2015/12/04
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仕事で訪れた代々木にある「国立オリンピック記念青少年総合センター」
街路に立ち並ぶ大きなイチョウの木は、冬の朝日を浴びて、眩しく黄金色に輝いていました。
今年の東京のイチョウの黄葉は平年よりも遅いようで、11月30日でした。これは、平年より10日遅く、昨年より5日遅い観測とのことです。
気象台では、観測するイチョウの大部分の葉が黄色に変わって、緑色の葉っぱがほとんどなくなった最初の日、を「黄葉日」として発表しているのだそうです。
ちなみに、横浜市は東京よりも一週間程度遅いので、今ごろちょうど「黄葉日」を迎えるという感じでしょうか?
横浜の県庁前のイチョウ並木もなかなか見応えがありますが、落葉後の葉っぱの始末が大変なんだよなぁ。
落葉は、山ではお宝でも、街中ではなかなか厄介な落とし物ですね。
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仕事で訪れた代々木にある「国立オリンピック記念青少年総合センター」
街路に立ち並ぶ大きなイチョウの木は、冬の朝日を浴びて、眩しく黄金色に輝いていました。
今年の東京のイチョウの黄葉は平年よりも遅いようで、11月30日でした。これは、平年より10日遅く、昨年より5日遅い観測とのことです。
気象台では、観測するイチョウの大部分の葉が黄色に変わって、緑色の葉っぱがほとんどなくなった最初の日、を「黄葉日」として発表しているのだそうです。
ちなみに、横浜市は東京よりも一週間程度遅いので、今ごろちょうど「黄葉日」を迎えるという感じでしょうか?
横浜の県庁前のイチョウ並木もなかなか見応えがありますが、落葉後の葉っぱの始末が大変なんだよなぁ。
落葉は、山ではお宝でも、街中ではなかなか厄介な落とし物ですね。
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丹沢のシダンゴ山と秦野峠林道の森林探訪 … インストラクター・WanderVogel ― 2015/12/06
秦野峠から見る鍋割山と蛭ヶ岳・森林探訪 … インストラクター・WanderVogel ― 2015/12/07
慌ただしい中、午後から2時間だけ畑仕事 … 畑仕事・WanderVogel ― 2015/12/08
畑近くのネズミモチの実 … 自然観察・WanderVogel ― 2015/12/09
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畑に行く途中の街路樹というか公園樹として、ネズミモチが植えられている。
ネズミモチは名前に「モチ」と付くので、クロガネモチなどと同じモチノキの仲間だと思っていたのですが、クロガネモチはモクセイ科のイボタノキ属で、イボタノキの仲間だったんですね。
そういえば街路樹などで良くみるクロガネモチには丸い紅い実がたくさん付き、可愛らしくて彩りも豊かで街の景観としてのワンポイントになりますが、ネズミモチの方はまるで木にネズミの糞がたくさん付いているかのような感じで、どうもあまりパッとしない印象がします。
netで調べてみると、和名の由来は果実がネズミの糞に、葉っぱがモチノキに似ていることから付いたと書いてありました。なるほど、納得です。
同じように紛らわしいのには、イヌツゲやマメツゲがあります。どちらも庭木や低い植え込みなどに利用されるので、街中でも街路でも良く目にします。
「ツゲ」と付くのでツゲの仲間(ツゲ科)かと思ってしまうが、どちらもモチノキ科でクロガネモチなどと仲間です。
すこぶる ややこしい!
モチノキ科にはもうひとつ、セイヨウヒイラギというのもあって、僕の家の庭先にも1本植わっているのですが、ことしは真っ赤な実が鈴なりに成っていて、そこだけやけにハデなにぎわいを見せてくれています。
センリョウやマンリョウの実はわりと早い時期に鳥に(特にヒヨドリ)食べ尽されてしまいますが、セイヨウヒイラギの紅い実はなかなか減らないところをみると鳥にとっては非常食扱いなのだろうか?
それとも刺の鋭い葉っぱを持つセイヨウヒイラギは、枝に止まるのも痛くて食べ難いからなのかな?
いずれにせよ、実の種類がたくさんあるこの時期は、鳥も美味しいものから順に食べていっているのでしょうね。
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畑に行く途中の街路樹というか公園樹として、ネズミモチが植えられている。
ネズミモチは名前に「モチ」と付くので、クロガネモチなどと同じモチノキの仲間だと思っていたのですが、クロガネモチはモクセイ科のイボタノキ属で、イボタノキの仲間だったんですね。
そういえば街路樹などで良くみるクロガネモチには丸い紅い実がたくさん付き、可愛らしくて彩りも豊かで街の景観としてのワンポイントになりますが、ネズミモチの方はまるで木にネズミの糞がたくさん付いているかのような感じで、どうもあまりパッとしない印象がします。
netで調べてみると、和名の由来は果実がネズミの糞に、葉っぱがモチノキに似ていることから付いたと書いてありました。なるほど、納得です。
同じように紛らわしいのには、イヌツゲやマメツゲがあります。どちらも庭木や低い植え込みなどに利用されるので、街中でも街路でも良く目にします。
「ツゲ」と付くのでツゲの仲間(ツゲ科)かと思ってしまうが、どちらもモチノキ科でクロガネモチなどと仲間です。
すこぶる ややこしい!
モチノキ科にはもうひとつ、セイヨウヒイラギというのもあって、僕の家の庭先にも1本植わっているのですが、ことしは真っ赤な実が鈴なりに成っていて、そこだけやけにハデなにぎわいを見せてくれています。
センリョウやマンリョウの実はわりと早い時期に鳥に(特にヒヨドリ)食べ尽されてしまいますが、セイヨウヒイラギの紅い実はなかなか減らないところをみると鳥にとっては非常食扱いなのだろうか?
それとも刺の鋭い葉っぱを持つセイヨウヒイラギは、枝に止まるのも痛くて食べ難いからなのかな?
いずれにせよ、実の種類がたくさんあるこの時期は、鳥も美味しいものから順に食べていっているのでしょうね。
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キハダの面白い葉痕と可愛らしい葉柄内芽 … 自然観察・WanderVogel ― 2015/12/10
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先日、丹沢で見つけたキハダの面白い葉痕と葉柄内芽
図鑑には、神奈川県では変種のオオバノキハダが丹沢や箱根の山地にやや稀に見られる。とあるが、これがそうなのか、僕にはまだ知識不足でよく解らない。
コルク質の樹肌の下には目にも鮮やかな黄色の肌が隠れている。
ゴツゴツした殺風景な木肌からはまったく想像つかないが、、、
キハダの皮剥:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2015/01/02/
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先日、丹沢で見つけたキハダの面白い葉痕と葉柄内芽
図鑑には、神奈川県では変種のオオバノキハダが丹沢や箱根の山地にやや稀に見られる。とあるが、これがそうなのか、僕にはまだ知識不足でよく解らない。
コルク質の樹肌の下には目にも鮮やかな黄色の肌が隠れている。
ゴツゴツした殺風景な木肌からはまったく想像つかないが、、、
キハダの皮剥:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2015/01/02/
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太った槍の穂先のようなホオノキの冬芽 … 自然観察・WanderVogel ― 2015/12/11
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冬芽や葉痕に嵌まると、なかなか奥が深くて、冬の低山歩きの楽しさがぐっと増える気がします。
ホオノキは葉っぱも日本最大だが、冬芽も日本の山で見かけるものの中では一番大きいのではないでしょうかねぇ。
写真はホオノキの細い幼樹の先端部分(頂芽)のアップですが、これだけ見てもかなり立派で、強烈に自己主張しています。
超大型の頂芽の下には、葉痕と側芽(葉芽)も見えます。
冬芽には、花のつぼみを収めているもの(花芽)と、幼い葉を収めているもの(葉芽)、その両方を含んでいるもの(混芽)の三種類がありますが、ホオノキの場合は混芽と葉芽の二つで構成されています。
写真のこの大きな頂芽は混芽ですね。緑色をした毛筆のような厚い皮質の芽鱗の中には、花と十数枚の葉の芽が一緒に入っているのでしょう。
でも、いくら冬芽が大きいとはいっても、この中に入っている十数枚の葉の一枚一枚がそれぞれ20cm~30cmの大きさにまで一気に成長するなんて ほんとホオノキはすごい!
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冬芽や葉痕に嵌まると、なかなか奥が深くて、冬の低山歩きの楽しさがぐっと増える気がします。
ホオノキは葉っぱも日本最大だが、冬芽も日本の山で見かけるものの中では一番大きいのではないでしょうかねぇ。
写真はホオノキの細い幼樹の先端部分(頂芽)のアップですが、これだけ見てもかなり立派で、強烈に自己主張しています。
超大型の頂芽の下には、葉痕と側芽(葉芽)も見えます。
冬芽には、花のつぼみを収めているもの(花芽)と、幼い葉を収めているもの(葉芽)、その両方を含んでいるもの(混芽)の三種類がありますが、ホオノキの場合は混芽と葉芽の二つで構成されています。
写真のこの大きな頂芽は混芽ですね。緑色をした毛筆のような厚い皮質の芽鱗の中には、花と十数枚の葉の芽が一緒に入っているのでしょう。
でも、いくら冬芽が大きいとはいっても、この中に入っている十数枚の葉の一枚一枚がそれぞれ20cm~30cmの大きさにまで一気に成長するなんて ほんとホオノキはすごい!
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紅葉/黄葉の三渓園・九窓亭(春草盧) … 三渓園・Volunteer ― 2015/12/12
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今日は横浜・本牧にある「三渓園」でガイドボランティアをしてきました。
白川郷の上流にあった荘川村岩瀬から移築した大きな合掌造りの茅葺き民家「旧矢箆原家住宅」での解説などがボランティアとしての主な活動なのですが、この時期はどうしても屋敷周辺の落ち葉かきが主な作業になってしまいます。
ですので今日は、落ち葉かきの合間合間に解説をする、といった感じで、一日三渓園で美しい紅葉に囲まれてきました。
モミジやイチョウ、ムラサキシキブ、イヌビワなど紅葉・黄葉が美しい樹木ならば、地面に降り積もった落ち葉も風情になるのですが、枯れた松葉や茶色のケヤキの葉っぱなどはどうしても汚らしい感じに見えてしまいます。
地面に落ちた葉っぱを見てると、この葉はどこから降ってきたんだろう? と、上を見上げて納得したり、やっきになって探したりとそれはそれで面白いものです。
クズの葉、カラスザンショウの葉、ヌルデの葉、カクレミノの葉、ガマズミの葉、いろいろな葉っぱがハラハラと降ってきます。
写真は織田信長の弟、織田有楽の作と伝えられる、九窓亭(春草盧)の前の今日(12/12)の光景です。
地面いっぱいに降り積もっているのは黄葉したイチョウの葉っぱ、紅く色付いているのはイロハカエデとオオカエデの葉、緑々しているのはアオキやツバキの葉です。
ここでの主役は、重要文化財の古建築ではなく、美しく紅葉/黄葉した葉っぱの方です。
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今日は横浜・本牧にある「三渓園」でガイドボランティアをしてきました。
白川郷の上流にあった荘川村岩瀬から移築した大きな合掌造りの茅葺き民家「旧矢箆原家住宅」での解説などがボランティアとしての主な活動なのですが、この時期はどうしても屋敷周辺の落ち葉かきが主な作業になってしまいます。
ですので今日は、落ち葉かきの合間合間に解説をする、といった感じで、一日三渓園で美しい紅葉に囲まれてきました。
モミジやイチョウ、ムラサキシキブ、イヌビワなど紅葉・黄葉が美しい樹木ならば、地面に降り積もった落ち葉も風情になるのですが、枯れた松葉や茶色のケヤキの葉っぱなどはどうしても汚らしい感じに見えてしまいます。
地面に落ちた葉っぱを見てると、この葉はどこから降ってきたんだろう? と、上を見上げて納得したり、やっきになって探したりとそれはそれで面白いものです。
クズの葉、カラスザンショウの葉、ヌルデの葉、カクレミノの葉、ガマズミの葉、いろいろな葉っぱがハラハラと降ってきます。
写真は織田信長の弟、織田有楽の作と伝えられる、九窓亭(春草盧)の前の今日(12/12)の光景です。
地面いっぱいに降り積もっているのは黄葉したイチョウの葉っぱ、紅く色付いているのはイロハカエデとオオカエデの葉、緑々しているのはアオキやツバキの葉です。
ここでの主役は、重要文化財の古建築ではなく、美しく紅葉/黄葉した葉っぱの方です。
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