名越切通からまんだら堂やぐら群、朝比奈切通を歩く … 文化探訪・WanderVogel ― 2015/12/27
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今日は午後から時間が出来たので、逗子にある古道「名越切通(なごえきりどおし)」から、「まんだら堂やぐら群」を見ながら、大切岸(おおきりぎし)、衣張山(きぬばりやま)を歩き、鎌倉の十二所から「朝比奈切通(あさひなきりどおし)」を通って、金沢八景・六浦の自宅までぐるっと一周歩いてきました。
名越切通は、鎌倉と三浦半島を結ぶ要路にあたり、鎌倉から室町時代にかけての墓地「まんだら堂やぐら群」の周囲には、その火葬跡や鎌倉時代からの切り石の採掘場「大切岸」などが点在しています。
位置的には、逗子から鎌倉の由比ガ浜へ向かう県道311号線の小坪トンネルの上あたりが、その一帯になります。
まんだら堂やぐら群とは、鎌倉時代の武士や僧侶、財力のある商人の「お墓」で、ひとつひとつは2m四方程度の小規模で単純な岩窟です。
それが、150穴以上かたまって残されているのが大変珍しく、貴重な遺跡なのだそうです。やぐらの中に納められている五輪塔は後世にかなり動かされた形跡があるというのですが、それでも写真のようにいくつも残っています。
鎌倉や逗子、三浦半島一帯に多く見られる凝灰岩や砂岩質の岩肌は、長年 風雨に晒され続けて来たのでかなり風化してしまっていて、それが一層おどろおどろしい雰囲気をかもし出しています。
名越切通からは、衣張山へと続く痩せた尾根道を歩きます。衣張山頂上(標高121mの低~い山ですが、眺望は良い)からは、由比ケ浜越しに江ノ島が見渡せ、その向こうには箱根の山々を遠望することが出来ます。
富士山や丹沢の山々も見渡せるはずなのですが、今日はその方向に薄い雲が掛かっていて見えませんでした。
衣張山から杉本寺方向へと下り、いったん県道204号線(朝比奈から鎌倉霊園を通り「滑川」沿いに鶴岡八幡宮に通じる道)に出ます。
県道を朝比奈方向に2kmほど歩き、十二所から再び山道に入り、朝比奈切通へと向かいます。
相模国(鎌倉)から、鎌倉七口のひとつである「朝比奈切通」を抜ければ、武蔵国(六浦)に入ります。
名越切通の入口から朝比奈切通の出口まで、あまり人とすれ違うことの無い約7.8km(2時間40分)のお手軽な古道散策でした。
周辺には見どころがたくさんあるので、もう一つの切通し(釈迦堂切通)や、鎌倉最古のお寺と言われている杉本寺、美しい竹林で有名な報国寺などを散策して歩くと、ちょうど一日コースというところでしょうか。
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今日は午後から時間が出来たので、逗子にある古道「名越切通(なごえきりどおし)」から、「まんだら堂やぐら群」を見ながら、大切岸(おおきりぎし)、衣張山(きぬばりやま)を歩き、鎌倉の十二所から「朝比奈切通(あさひなきりどおし)」を通って、金沢八景・六浦の自宅までぐるっと一周歩いてきました。
名越切通は、鎌倉と三浦半島を結ぶ要路にあたり、鎌倉から室町時代にかけての墓地「まんだら堂やぐら群」の周囲には、その火葬跡や鎌倉時代からの切り石の採掘場「大切岸」などが点在しています。
位置的には、逗子から鎌倉の由比ガ浜へ向かう県道311号線の小坪トンネルの上あたりが、その一帯になります。
まんだら堂やぐら群とは、鎌倉時代の武士や僧侶、財力のある商人の「お墓」で、ひとつひとつは2m四方程度の小規模で単純な岩窟です。
それが、150穴以上かたまって残されているのが大変珍しく、貴重な遺跡なのだそうです。やぐらの中に納められている五輪塔は後世にかなり動かされた形跡があるというのですが、それでも写真のようにいくつも残っています。
鎌倉や逗子、三浦半島一帯に多く見られる凝灰岩や砂岩質の岩肌は、長年 風雨に晒され続けて来たのでかなり風化してしまっていて、それが一層おどろおどろしい雰囲気をかもし出しています。
名越切通からは、衣張山へと続く痩せた尾根道を歩きます。衣張山頂上(標高121mの低~い山ですが、眺望は良い)からは、由比ケ浜越しに江ノ島が見渡せ、その向こうには箱根の山々を遠望することが出来ます。
富士山や丹沢の山々も見渡せるはずなのですが、今日はその方向に薄い雲が掛かっていて見えませんでした。
衣張山から杉本寺方向へと下り、いったん県道204号線(朝比奈から鎌倉霊園を通り「滑川」沿いに鶴岡八幡宮に通じる道)に出ます。
県道を朝比奈方向に2kmほど歩き、十二所から再び山道に入り、朝比奈切通へと向かいます。
相模国(鎌倉)から、鎌倉七口のひとつである「朝比奈切通」を抜ければ、武蔵国(六浦)に入ります。
名越切通の入口から朝比奈切通の出口まで、あまり人とすれ違うことの無い約7.8km(2時間40分)のお手軽な古道散策でした。
周辺には見どころがたくさんあるので、もう一つの切通し(釈迦堂切通)や、鎌倉最古のお寺と言われている杉本寺、美しい竹林で有名な報国寺などを散策して歩くと、ちょうど一日コースというところでしょうか。
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