木造軸組構法の耐力壁の新しい技術2008/01/02

最近、木造住宅でも耐震改修の話題が出始めている。やはりここ数年の北陸・新潟方面の地震が影響しているのであろう。
新しい技術で面白い話題があった。FRPでできたグレーチングを転用した面材を使う技術で耐力壁を造るというものだ。FRPグレーチングは強度もあり安価な材料でもあるので、外構やRC造の建物などでは使用したことはあったがそれを利用した「構造壁」というところには考えが及ばなかったなぁ。
この方法は木造軸組構法の仕様規定で壁倍率換算できるように、国土交通大臣認定を取得している。FRPグレーチングであるので当然それで耐力壁を造ったとしても格子壁のように透けているのである。透光性がある耐力壁ということだ。
30mm厚のFRPグレーチングを柱と横架材にL字金物とボルトで接合することで、壁倍率2.5の耐力壁として認められるということである。今度使ってみたい技術だ。
(発売元はAGCマテックスという会社)
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