設計監理の難しさはどこにある? … 設計監理・検査2010/12/02

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工事監理の難しさにもいろいろあります。

設計者が工事監理者(現場監督ではありませんよ)になるのが、建築設計・施工の世界ではごくごく当たり前のことです。
その理由は、設計図面に表現しきれていない事柄を工事監理の中で決めていくこともありますし、変更や修正を加える場合でも設計意図と法的な基準を熟知しているからです。
なにより設計図を仕上げた本人なのですから、一番良く知っているからです。


監理者にはまず第一にコンプライアンスが求められます。

ただ、一部の施工者・施主の中にはそのことをそれほど重要なことと捉えない方もいます。
施工者側に、法や規則に違反しているという意識がまったくないということもあります。


図面通りに造ることも もちろん大切ですが、その根底になければいけないのが法規や基準、規則の遵守・コンプライアンスです。

もの作りの中での自分の合否基準、そのボーダーラインを低くしすぎると、それこそ何をやっているのか解らなくなってしまいます。


国宝犬山城(白帝城) … 印象に残る建築2010/12/02

国宝 犬山城・白帝城
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木曽川に迫り出すように建てられた犬山城(別名:白帝城)に行ってきました。

日本に現存する天守閣の中で一番古いものだそうです。国宝です。
特に木曽川の対岸からの城の眺め、佇まいが素晴らしいです。

荻生徂徠が李白の詩から取って名付けたという「白帝城」ですが、本物の白帝城は四川省の山の重なり合う長江沿いに建てられた城なので、「万重の山」を背景にしていますからちょっとイメージが違うのでしょうが、木曽川に迫り出す様は「白帝 彩雲の間」と見えるのかもしれません。
これで猿の鳴き声がすれば完璧ですよ。


江戸から明治になり廃藩置県で廃城となり、犬山城でも天守閣以外の建物は全て取り壊されてしまったそうです。



明治初めの廃城命令で日本全国で多くの城郭建築が意味もなく徹底的に取り壊されましたが、それがなければ日本の宝がそっくり残されたものを…と悔やまれます。
(同様に同時期の神仏稀釈によって多くの寺や仏像が壊され、焼かれ、ここでも日本の宝が一気に瓦礫になってしまいました。)



地方に行き、堂々とした、あるいは苔むした石垣だけになってしまった城郭を見るたびに、これが残されてされていればどれほど素晴らしいだろうとよく思います。

それほど日本にはたくさんのお城が、明治始めまでは残っていたのですね。


美濃市・旧中山道太田宿の町並み … 印象に残る建築2010/12/02

旧中山道太田宿の町並み
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木曽川の流れに沿うようにはしっている、旧中山道太田宿の古い町並みです。

旧中山道の道の両側に、古い町屋が20軒近く今も残っています。
うだつの上がっている大きな脇本陣なども見ることが出来て、往時には立派な 美濃の宿場町であったことをうかがわせます。



こういう町並みを散策していますと、江戸時代の様相を想像できて楽しいものです。

特に時代小説などを読んでいると、その時代にはこういう空気が流れていたのであろうなあ、と妙に感嘆したりします。


横須賀美術館 … 印象に残る建築2010/12/10

20101209横須賀美術館
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冬晴れの日、横須賀沖の浦賀水道を見晴らす位置に建つ「横須賀美術館」に行ってきました。

『ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」展を見て来ました。
モリスを始めバーン・ジョーンズら、19世紀後半のアールヌーヴォからアールデコに変わりゆく時代の画家・芸術家の作品展です。

デザイン・デザイナーと言う言葉が始めて世に出て来た時代です。



横須賀美術館は気持ちの良い美術館です。

カフェで海に向かって座り、浦賀水道を行き来する多くの船をボーっと眺めるのは、なんとも良い。


横須賀美術館:2 … 印象に残る建築2010/12/10

20101209横須賀美術館2
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「横須賀美術館」は建築も見応えがあります。

スッキリと軽々と伸びやかに建っています。

計算されて穿たれた丸い孔は、波の泡のようにも見えて遊び心もあり、また 船の窓のようでもあり、横須賀らしさを感じます。



高速道路の案内標識 … タイポグラフィ デザイン2010/12/15

高速道路の案内板タイポグラフィ
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NEXCO東日本、西日本、中日本の高速道路上の案内標識の書体(タイポグラフィ)を、Appleでよく使われている「ヒラギノ角ゴシック体 W5」に変更するそうです。


これまで高速道路の案内板の文字は、高速移動中にでも一瞬で読めるようにと、かなり省略された独自にデザインされた書体を使っていました。

結構見やすかったのですが、中には省略しすぎていて、よく見ると何だか奇妙な文字になっているものもありました。


ヒラギノ角ゴシック体になれば、読みやすくかつ正確な字体になり統一感も出ますので、これはこれで良いことだと思います。



自由が丘のクルン・サイアム(タイ料理) … グリーンタイカレー2010/12/18

タイグリーンカレー
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自由が丘駅近くの本格タイ料理「クルン・サイアム」のグリーンチキンカレーセット。

知らなければ絶対に通り過ぎてしまいそうな幅90cmの狭い入り口。 ドアをあけると2階への階段があるだけです。



強烈に酸味のあるスープと生春巻きの付いた、スパイシーなグリーンカレーを食べます。

本当にタイの食堂に入って食べているような本格的な「タイランド」の味で、ボリュームもありとても美味しかったです。


もちろん、フォーも美味でした。


二子玉川のピエール・マルコリーニ(ショコラティエ) … スウィーツ/ドルチェ2010/12/18

ピエール・マルコリーニのパフェ
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二子玉川に本日OPENした有名なショコラティエに行きました。

マルコリーニのカフェは日本ではここで3店目だそうです。


チョコレートパフェ、さすがにチョコに詳しく無くとも滑らかさが違うことくらいは解りました。
パフェとコーヒーで2,100円は高い?



吉田美奈子を聴く … JAZZ POPs MUSIC2010/12/19

吉田美奈子を聴く
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1970年代にはよく聴きました。吉田美奈子。

1975年ぐらいのティン・パン・アレイ、大瀧詠一とも山下達郎とも絡んでいて、それから、たぶん、全曲聴いたというほどハマりました。
すばらしい歌手です。

中でも、最初のLPではなかったかもしれませんが、吉田美奈子の「フラッパー・FLAPPER」には衝撃を受けました。

ずっと聴いてました。 



僕と同じように同じだけ(当たり前か・・) 歳は重ねていますが、その歌声は何も変わっていません。


最後の忠臣蔵 … 暇つぶしあるいは現実逃避?2010/12/21

最後の忠臣蔵
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映画化された池宮彰一郎著「最後の忠臣蔵」原作本。


忠臣蔵 吉良邸討ち入り後に生き残った(大石内蔵助の密命を帯びた)2人の下級武士の忠義の物語です。


師走に読むにはタイムリーな題材ですが、今ひとつ盛り上がりに欠けるのは、討ち入りの様子を遺族や世間に正しく伝えるという「密命」の割には、その描写が淡々としていて、情景が伝わってこないからでしょうか?

それとも、「やっとう」の場面が少ないからでしょうか?


でも、それなりに面白くて一気に読めましたけどね。


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