昨日畑で見つけた・カラスウリの花 … 自然観察・WanderVogel ― 2014/08/01
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昨日夕方に顔を出した畑の脇で見つけたカラスウリの花の残骸。
カラスウリは近くに空き地でもあれば、割とどこにでも生えていて馴染みのあるウリですが、印象に残るのは秋に紅い楕円形の実をぶら下げている姿だと思います。
別名を「キツネノマクラ」と言いますが、秋に出来るその実を見ると、言い得て妙という感じがします。
実が成るのですからもちろん花も咲きます。
カラスウリの花の時期はこの暑い盛りの8月・9月なんですが、不思議とカラスウリの花は印象に残っていませんよね。
実は夜にしか咲かない(明け方にはしぼんでしまいます)ので、陽のあるうちに花を見ることはまずありません。
写真のこの花は、カラスウリの花の特徴である花弁の先に付く網のようなレース状の白く細いひもが、周囲に絡んでいて花の形が残ったのです。
雌雄異株で、ひとつの株には雄花か雌花かのいずれかがつきます。
夜になるとレース状の白く細いひもを周りにたくさん付けた真っ白い花が咲く姿はちょっと不気味な感じがしますが、よく目立つことも確かです。
カラスウリのポリネーター(受粉者 pollinator:花粉を運び受粉させる昆虫・動物など)は夜行性の大型のガ、ススメガです。
写真で見ても、蕾みの下の花筒が非常に長いのが解りますが、この長い花筒はスズメガクラスの長い口吻(こうふん)を持った大型のガでなければ花の奥の蜜には到達することはできないので、結果的にスズメガクラスでないと花粉を運ぶことが出来ない、というわけです。
こんな小さな植物にもそれなりに、自然界での神秘的なドラマがあるんですねぇ。
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昨日夕方に顔を出した畑の脇で見つけたカラスウリの花の残骸。
カラスウリは近くに空き地でもあれば、割とどこにでも生えていて馴染みのあるウリですが、印象に残るのは秋に紅い楕円形の実をぶら下げている姿だと思います。
別名を「キツネノマクラ」と言いますが、秋に出来るその実を見ると、言い得て妙という感じがします。
実が成るのですからもちろん花も咲きます。
カラスウリの花の時期はこの暑い盛りの8月・9月なんですが、不思議とカラスウリの花は印象に残っていませんよね。
実は夜にしか咲かない(明け方にはしぼんでしまいます)ので、陽のあるうちに花を見ることはまずありません。
写真のこの花は、カラスウリの花の特徴である花弁の先に付く網のようなレース状の白く細いひもが、周囲に絡んでいて花の形が残ったのです。
雌雄異株で、ひとつの株には雄花か雌花かのいずれかがつきます。
夜になるとレース状の白く細いひもを周りにたくさん付けた真っ白い花が咲く姿はちょっと不気味な感じがしますが、よく目立つことも確かです。
カラスウリのポリネーター(受粉者 pollinator:花粉を運び受粉させる昆虫・動物など)は夜行性の大型のガ、ススメガです。
写真で見ても、蕾みの下の花筒が非常に長いのが解りますが、この長い花筒はスズメガクラスの長い口吻(こうふん)を持った大型のガでなければ花の奥の蜜には到達することはできないので、結果的にスズメガクラスでないと花粉を運ぶことが出来ない、というわけです。
こんな小さな植物にもそれなりに、自然界での神秘的なドラマがあるんですねぇ。
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