天候急変についての注意・注意喚起のチラシ … 自然公園指導員・WanderVogel2014/08/20

20140820天候急変時の注意喚起チラシ
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このところの全国的な異常気象(最近では異常気象つづきで、異常ではなく通常化してきているような気もするが,,,)に伴う山や沢での遭難・事故の多発を受けて、「注意喚起のチラシ」配布することなりました。

8月1日に「神奈川県山北町中川のウェルキャンプ西丹沢」で起きた。増水した川に四駆が流されるという痛ましい事故を受けての緊急措置だと思いますが、「天候急変についての注意」という黒岩知事発(8月6日 発)「緊急アピール」に基づく「注意喚起のチラシ」が、神奈川県自然公園指導員のメンバーにも、配信されてきていました。

川の中州をキャンプサイトとする、通常ではあまり考えられないような設定をキャンプ場自らが行っていたのでは、この注意喚起も効果半分かと思いますが、自分(家族)の身を守るのは自分しか無いというのが山での鉄則であることは忘れてはいけない、ということです。

後日談として、この氾濫した川は実際にテントを張っていた中州までは達することなく、あわてて増水した川を渡って避難せずに、テント内に残っていれば助かったというのも、何ともやるせない。

この中川の尾根を挟んだ東側には、十数年前(1999年夏)にも大雨による川の増水で、同じく中州で遊んでいた家族連れが次々に濁流に呑み込まれる(TV実況もされたので特に印象に残っている)という大災害を引き起こした「玄倉川」がある。

また、丹沢湖に注ぎ込むもう1本の河川「世附川」も、数年前の台風による河岸の大崩落で、主要林道が跡形もなく消え去り、今もって不通になったままです。


このように、自然は(川、沢、谷沿いの地形など水に絡むところは特に)ひとたび豪雨に見舞われると、穏やかな景色が一変し、一気に牙を剥く危険性をはらんでいることを忘れてはいけない。

自然公園指導員連絡会でも急遽、会員を募って先日の8月17日、ヤビツ峠、大倉バス停、西丹沢自然教室の3カ所でチラシ配布を行いました。

私はちょうど予定が入っていて、これには残念ながら参加出来ませんでしたが、今後とも配布をお願いしますということですので、遅ればせながらBlogにUPしようかと。

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