奥多摩・鳩ノ巣の越沢バットレス近くで見つけたマタタビ … 自然観察・WanderVogel2015/06/29

マタタビの実
- -
7月の始めに大学のワンゲル部現役部員を招いて、毎年奥多摩キャンプを実施しています。
今年は場所を鳩ノ巣に移すことになり、急遽周辺の下見に出かけてきました。

友人と二人で周辺をいろいろと廻ってみて、越沢(こいさわ)バットレスというロッククライミングのゲレンデ周辺に流れるきれいな渓流を歩こう、という企画を立てました。
奥多摩には有名な沢登りゲレンデがたくさんあることで知られていますが、本格的な沢登りには物足りないが、ワンゲル部に入りたての新人部員に沢の美しさや楽しさを知ってもらうのにはかえってこういうやさしい感じの方が向いているだろうな。


下見で山道を下っている途中、マタタビの若い青い実を見つけました。
マタタビはこの季節、葉っぱの葉腋(ようえき:葉と葉のついている茎との又になった部分)に花を咲かせ、実を付けます。

対岸を見ると、一面の緑色の葉の中にところどころ真っ白な葉っぱがポツポツと見えます。
何の葉っぱなのだろう?とその時は解りませんでしたが、帰って調べてみると、それがまさしくこのマタタビの葉っぱだったのです。
マタタビはこの時期、枝先の葉の表面が白く変色することが多くあるとありました。確かに遠方からでも良く目立ちます。
ただし、実を付けてしばらくすると白変した葉は消えてしまい、もとの緑に戻るそうです。
不思議なものです。マタタビにとって、重要な何かのサインなのでしょうね。

アクセスカウンター