山の自然素材を使って作るアート(モクマオウ) … Nature Art・Workshop2021/07/23

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「モクマオウ」というちょっと変わった樹木の球果と種子。この標本はマレーシア領ボルネオ島コタキナバルの砂浜で拾ったものだ。
日本には自生していない植物なのだが、明治初期に移入され沖縄など南方の島嶼部にさかんに植林され、いまでは厄介者扱いされていると聞く。
なんとも身勝手なものではあるな。人間の手により植えられた樹木本人には何の罪もないのだが、、、

マラカス状の球果を振ってみると、中からポロポロと翼の付いた種子がこぼれ落ちる。


Casua!naceae(Casuarina equisetufolia) モクマオウ(木麻黄)
(APG植物分類体系ではブナ科、ヤマモモ科などと並んでブナ目を構成する科:モクマオウ科モクマオウ属)

海岸や乾燥地に多い。熱帯の砂浜で「マツ」と間違われることもあるが、マツとは親戚関係には無いようだ。
根にはフランキア属の放線菌が共生し窒素固定している。
葉は鱗片状で輪生し、折れて落ちた枝を一見するとトクサ類のようにも見える。
雌雄同株。花は単性で、雌花は無花被で苞に囲まれ、花序は写真のような球果状になる。


ボルネオ・マヌカン島で見た樹木の正体は?:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2017/10/22/8710804
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