マレーシアの建設技術の不思議2008/10/06

マレーシアの建設技術
マレーシア・ペナンの東海岸に林立する新築高級レジデンスの建設現場です。
最上階では柱や梁の配筋作業が進んでいるのが解ります。3層下ではすでにコンクリートが流され型枠も外されています。配筋状況を見るとPCコンクリートを使用しているわけではなさそうです。

それにしてもRC柱が細い!

茶色に見える外壁はレンガを積んだ壁です。なぜRC壁とかパネル壁としないで、高層階でも下層階同様にレンガ積みとするのか不思議です。
最上階と中層階を見てみると、一見幅のあるRC壁に見える部分も構造体としてはかなり細いことが解ります。レンガを積んだ壁も、モルタルを塗られた中層部分だけを見るとまるでRC壁のように堅牢に見えてしまいます。

工事中の外部シート・外部足場もなぜ中層階だけ取ってしまっているのかも不思議に思います。
昔よく見られた中国や香港などの伝統的な「竹の足場」は見られなくなり、鋼製足場が目につきます。

クアラルンプールなどでは、日本を始め欧米の著名な建築家の設計による超高層ビルも続々と建設されていますから、構造計算や構造技術についてはそれほどインチキなことはやっていないと思いますが、日本の設計・施工事情から見ますとかなりアクロバチックな感じがします。

僕がもしこのような高層レジデンスを購入するとしたら、少なくとも建設段階の工事写真は見たくないですねえ。

住んでいても足元が気になって、おしりがムズムズしてきそうですから……。

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