妻有トリエンナーレが楽しみです2009/06/02

大地の芸術祭
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十日町市・津南町を中心に開催される「大地の芸術祭・越後妻有アート トリエンナーレ」の準備が、そこかしこで始まっています。
今年で4回目、開催期間は2009.07/26から09/13までです。

この「渦巻き」は前回も出品されたものですが、今年も今から準備を着々と進めているようです。

「作品」が生きた植物ですから、うまく育てるまでが大変でしょうね。

うまく育って前回と同じように感動を与えてくれると面白いです。

どんな姿になるかは後ほどのお楽しみです。おすすめです。


かなりレベルが高いですから、ぜひ行って見る回ることをお勧めします。


大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ= http://www.echigo-tsumari.jp/about/2009.html


PIAGGIO 三輪スクーター限定免許? … バイクの話2009/06/11

PIAGGIO 三輪スクーター限定免許?
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今までパブリックコメントとして出され、いろいろ検討されて来た三輪スクーターの運転免許改正案がまとまったようです。

もともと走行特性がほとんどバイクという「三輪自動車」が普通自動車免許で乗れること自体が妙な話だったのでしょう。
(ここで言う三輪スクーターとは写真のように前輪が2輪、後輪が1輪のバイクのことです。)
これはトライクと呼ばれる同じく三輪のオートバイ(前輪が1輪、後輪が2輪)が、登録をすれば普通免許でも乗れることから、このような変な免許区分でのスタートになってしまったのだと思います。

やっと(無理矢理?)法規制が整い、今年の9月からは運転には1年以内に二輪免許を取得しなければならず、ヘルメットの着用義務もあります。
この手の三輪スクーターは現在約2000台走っているのだそうです。

大半はPIAGGIO(ピアッジオ社)製で占められています。一部に同族のGILERAという会社のものもありますが。
(ちなみにモト・グッツィやアプリリアといったメーカーも今ではPIAGGIO傘下です。ベスパというスクーターでも有名です。)

これにはなんと特例免許として「特例試験」を受けることで、この手の三輪スクーターに限定した二輪免許が取得出来るのだそうです。

特例試験は今年9月より1年間の猶予期間が設けられるようで、交付手数料込みで4,600円〜5,050円だそうです。


クラッチのないスクーター限定のオートマの二輪免許といい、今回のこの三輪スクーター限定の免許制度といい、そんなに細分化してどうすんだ?というくらいに細かいですね、日本の免許区分は…。


バイクの話 [URL] = http://www.asahi-net.or.jp/~hd2s-ngo/bike/index-bike.html


街中で見つけたちょっと妙な物2009/06/13

気になるメトロ非常口
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歩道脇にあった一見すると何だか良く解らないが、やたら綺麗なコンクリート打ちっ放しの固まり。

こちらから見ると窓もなく扉もなく、電車のようなレリーフがなんだか中途半端に可愛らしく描かれています。

看板などのサインもないので、すごく気になる物体です。

なんでしょう??


反対側に回ってみて、この物体の用途が解りました。
「地下鉄非常口」と書かれた殺風景な鉄扉が一枚ありました。


下から上がってくるのが目的ですから、地上部には看板もサインもいらないのでしょうが、とても気になりました。

横浜市営地下鉄です。
他では見たことはありませんが、同じようなものが他の地下鉄でもあるのでしょうか?


Schuberth J1 ヘルメットのリコール … バイクの話2009/06/17

Schuberth J1 ヘルメット
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今年のゴールデンウィークのツーリング最終日に、かぶっていたシューベルトJ1のヘルメットシールドが突然外れるというアクシデントがありました。

シールドを留めている開閉部分のツメが折れたことによるものでした。

なんとか東京まで戻って来て、その後はバイクを車検に出していたのですっかり忘れていました。

1ヶ月間もmoto lavoroの神宮司さんのところに預けっ放しで、先日バイクを引き取りに行った際に思い出し、帰りがけに幸浦のNAPSに寄ってシールドの注文をしました。

店員さんといろいろ話していると、このヘルメットのシールドメカニズムにリコール(http://www.schuberth.jp/news/j1shield/)があった話が出ました。
リコールは2007年から2008年の6月までということでしたが、念のためメーカーに問い合わせるとリコール対象のものは無償で取替える、ということになりました。

そんなわけで、シールドと開閉側のパーツが新しくなりました。  何だか得した気分です。
シールドだけでも1万3千円くらいしましたから…。
(そう言えば、このヘルメットはなかなかかっこ良くて、日本に代理店が出来るとすぐに飛びついて購入したものですので、リコール対象となる古い型のパーツが使われていたみたいです。)


考えてみると、高速走行中にシールドが外れなくてほんと良かったです。

あとはバイクに乗れる時間があれば文句ないのですが、それがなかなか・・時間が取れそうにありません。


Schuberth [URL] = http://www.schuberth.jp/index.html


イラン大統領選挙での市民デモに思う2009/06/18

ペルセポリスのグリフィン像
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TVニュースでイラン大統領選挙の選挙結果をめぐっての市民デモの姿が報道されています。

イランでの市民デモとして、僕が一番印象に残っているのが、1979年のイラン革命後の姿です。

これまでイランには二度行っていますが、その最初が1979年の秋から冬にかけてでした。

長く続いたパーレヴィー政権が崩壊し、イスラム教シーア派指導者のホメイニ氏が政治・宗教のトップに立ったいわゆるイラン革命の年です。
その年には、首都テヘランにあるアメリカ大使館が占拠されるなど激動の年でした。

そうやって血を流し苦労して築き上げて来た国ですから、不条理だと感じるようなことがあると一気に激情化し、大規模な市民デモということになります。


二度目に行ったのはイラン・イラク戦争の真っただ中の時で、20日間ほど滞在しました。

宿の部屋は半地下の防空壕のような部屋で、屋上には対空機関砲がいくつか据え付けられ、夜になると威嚇の対空砲火がうるさかったことを思い出します。

写真はそのときに苦労して行ったペルセポリスでグリフィンを撮った1枚です。
(もちろん観光客など一人もいませんでした。)

イランという国には古い歴史があり日本とも関係の深い国です。
正倉院に納められている白瑠璃(ガラス)の椀や瓶はイランで作られ、シルクロードを伝来してきたものといわれています。

妻有トリエンナーレが楽しみです22009/06/21

越後妻有トリエンナーレ・渦巻き
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このブログで6月3日に載せた「渦巻き」も、わずか2週間足らずでこのように表情が変わって来ました。

だいぶ「植物」が育っています。バックの水田の稲も一層緑々してきました。

周囲に点在する案山子のようなアート作品も、コミカルで楽しいです。


会場の妻有地区には有名は松之山温泉や川西温泉があり、温泉も見逃せません。
つなぎに布海苔を使った、とっても美味しい「へぎ蕎麦」もここの名物です。胡桃を加え、和がらしで食べるのが妻有風です。

開催期間は07月26日から09月13日までですが、すでに十日町市内のコンビニでもチケット販売が始まっています。


大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ= http://www.echigo-tsumari.jp/about/2009.html


北信州・小布施を一望する露天風呂 … 温泉・露天風呂の魅力2009/06/21

おぶせ温泉・穴観音の湯
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北信州・小布施の山間の崖にへばりつくように建っている日帰り温泉があります。
おぶせ温泉「穴観音の湯」です。

崖地に建っているため、駐車場から真っすぐにエレベーターに乗り、フロントのある建物にアプローチします。


露天風呂からは小布施の町と黒姫山が一望でき、寝湯のスペースもありゆったりと入れます。

泉質は「含硫黄‐カルシウム・ナトリウム塩化物高温泉」で、硫黄独特の臭いが鼻を突き、いかにも効きそうな源泉です。

身につけている銀製品が時間を置かずに、一気に変色してしまうほど強い泉質です。

日に何回か時間によって、温泉の色や透明度が変化するそうです。

僕が行った時には、屋内の浴槽は白濁していて底が見えないほどでしたが、露天風呂は少し茶色がかってはいますが透明なお湯でした。
どちらも同じ源泉なのに不思議ですね。

眺望はとても良くて、風も爽やかで気持ちのよい温泉です。
しかも空いています。

「温泉魂」 = http://www.asahi-net.or.jp/~hd2s-ngo/spa/index-spa.html


伝統木造建物の仕口の耐力データ公開2009/06/23

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ここ数年の建築基準法の度重なる改正で、構造設計の見直しが行われ、木造建築物でも構造金物に頼った構造計算が主流になっています。

そうした中で特に影響が大きかったのが、いわゆる「伝統構法による木造建築物」の設計でしょう。

伝統構法を目指せば自ずから、出来るだけ金物を使用しないという方向に向かって行きます。
しかし、金物を使用しないことによって構造的な「数字」の根拠が出しにくくなりました。


今までは、告示や簡易的な計算方法で確認申請を通していたのですが、改正基準法によりそれが出来なくなりました。
新しくなった構造計算ではキチッとした数字による根拠が求められるようになったからです。

そして、この「数字による根拠」を出すためには、ひとつひとつ実験により試験データを取らないと計算できないのです。 いわゆる個別の「大臣認定」と呼ばれるものです。


そんな「伝統構法による木造建築物」設計者・棟梁たちに朗報なのが、日本住宅・木材技術センターが公開している「耐力データベース」です。

接合金物を使用しない伝統的な木造軸組構法の接合部(仕口)の耐力実験データが公開されています。
まだ実験データの数は少ないのですが、今後はもっと増えていくようですので、これは使えますね。


木造住宅耐力要素データベース = http://wdb.howtec.or.jp/index.html
(財団法人 日本住宅・木材技術センター)


温泉福祉センターのPlanづくり … デザイン・設計2009/06/24

温泉福祉施設建設地
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今日はある地方都市の温泉を利用した「福祉型温浴施設」のPlanづくりを終日していました。

この市では過去何回か温泉掘削を試みましたが、なかなか良い源泉に当たらなかったようで、今回やっと念願の温泉が湧出しました。
良い温泉が出たとなると、その次はその温泉を利用した施設建設の準備となります。


ひとくちに温泉施設を造るといってもその用途は様々です。

町おこしを目指した観光を主体に計画されることもありますし、住民のスポーツ保養施設として計画されるものもあります。
今回の場合は、地元老人のための「福祉」を目的とした施設を目指しています。

一応公共の施設ですから規模の大小に関わらず、実際の設計(基本・実施設計)業務はもちろんコンペなどで選ばれます。

でもそのコンペ実施のずっと前に、どんな規模・アイテムを持った施設を造るのか、造れるのかを行政の担当者レベルでブレインストーミングをしなければなりません。
今回のPLANづくりは、そのための予備資料づくりです。

源泉の成分と湧出量が大体わかったところで現地を視察。
周囲の景色や遠景(今回は目の前の渓流の流れと、遠くの山々を見せます)をどう組み込むかなどを担当者と打合せをした後に、基礎Planをつくります。


一応、法的にも内容的にもデザイン的にも、今後の叩き台となる基礎資料としなければいけませんので、温泉温浴施設の設計経験・実績とデザイン力が多少は必要となります。


渋谷駅の岡本太郎2009/06/26

渋谷駅の岡本太郎
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渋谷駅のJRから井の頭線へ抜ける連絡通路吹抜けの大空間に岡本太郎氏の大壁画があります。

あまりにもスケールが大きいので、逆に目に入らなくて気づかない感じですが、伝わってくる迫力にはすごいのものがあります。

カラフルな色彩と岡本太郎氏の独創的な造形が、この空間に他にはない独特な豊かさを与えてくれています。

メキシコの資材置き場で発見?されて、苦労の末ここまで運ばれて設置されたといいますが、そう言われると岡本太郎氏の絵としてもどことなくメキシコ風な臭い?がするような…。
この空間のために製作されたのではないかと思えるほど違和感なくしっくりと収まっていて、この壁画がかかる前の姿を思い出すことも出来ません。

この壁画によって、この空間がただのつなぎ空間から、ランドマークの空間になりました。


芸術の威力はすごいなあー、と感動してしまいます。
「建築」を完全に喰ってしまっていますから…。


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