イラン大統領選挙での市民デモに思う2009/06/18

ペルセポリスのグリフィン像
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TVニュースでイラン大統領選挙の選挙結果をめぐっての市民デモの姿が報道されています。

イランでの市民デモとして、僕が一番印象に残っているのが、1979年のイラン革命後の姿です。

これまでイランには二度行っていますが、その最初が1979年の秋から冬にかけてでした。

長く続いたパーレヴィー政権が崩壊し、イスラム教シーア派指導者のホメイニ氏が政治・宗教のトップに立ったいわゆるイラン革命の年です。
その年には、首都テヘランにあるアメリカ大使館が占拠されるなど激動の年でした。

そうやって血を流し苦労して築き上げて来た国ですから、不条理だと感じるようなことがあると一気に激情化し、大規模な市民デモということになります。


二度目に行ったのはイラン・イラク戦争の真っただ中の時で、20日間ほど滞在しました。

宿の部屋は半地下の防空壕のような部屋で、屋上には対空機関砲がいくつか据え付けられ、夜になると威嚇の対空砲火がうるさかったことを思い出します。

写真はそのときに苦労して行ったペルセポリスでグリフィンを撮った1枚です。
(もちろん観光客など一人もいませんでした。)

イランという国には古い歴史があり日本とも関係の深い国です。
正倉院に納められている白瑠璃(ガラス)の椀や瓶はイランで作られ、シルクロードを伝来してきたものといわれています。

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