西丹沢・シキリ沢沿いで見かけたミツマタの蕾み … 山歩き・WanderVogel2016/01/29

西丹沢のミツマタの木・蕾み
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昨日歩いた西丹沢・大又沢支流のシキリ沢沿いで見かけたミツマタの蕾み。

冷気の漂う沢沿いの道を歩いていても、目立った花もカラフルな色の実も見つけられず、枯れた実の残骸や雪面に付けられたシカのひずめの跡くらいしか目に付きません。
そんななか、雪の中からミツマタが枝を延ばし、柔らかそうな毛に包まれたミツマタの蕾みを見つけました。
枝先の頂芽は葉っぱの蕾みです。その下に垂れ下がっているのが花の蕾みです。

明治以降(特に戦後)、丹沢一帯ではミツマタの生産が盛んだったと言いますから、その名残りでミツマタの木をたくさん見かけます。
丹沢の山を歩くと、こんな山深いところに?!と感嘆するほど、山の最深部まで分け入っても、そこに人が入植した跡を感じることができます。

丹沢の山域でのミツマタの開花は例年3月頃ですので、今はまだじっと暖かくなるまで耐えている、といった感じです。

今日は神奈川県の平地では雨になっていますが、丹沢山域では雪になっていると思います。この写真のミツマタもこの積雪で、また雪の下に埋まってしまうことでしょう。

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