ネパールヒマラヤ・Phuへの旅/記録 7 … 海外・WanderVogel2021/08/13

Kyang村周辺の風景、2018年初冬
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写真:Kyang村周辺の風景、2018年12月

Phu村を出発すると、あとは基本的に下るだけだ。道々のバッティ事情もすでに解っている。そう思うと不安を抱えた昨日までと違い精神的にけっこう楽なものだ。
快晴の天気に気分も良く、鼻歌まじりで歩いて行ける。

お昼過ぎに陽当たりの良い丘の上に造られたKyang村に到着する。(写真)
しかし、昨日昼食を食べたバッティにはすでに住人はいなかった。その下に見えるもう一軒の民家に村人が出入りしているのがチラリと見えたので行ってみる。地元の村人とヤクの放牧に来ている人が、今まさに食事を取ろうとしているところだった。ラッキー!です。幸運ですよ!

我々もそこでなんとか昼食にありつけることが出来た。面倒な注文・お願いはもちろんやめた方が良かろうと、トマトスープとチャパティを頼む。それと手持ちのチーズで僕は簡単に昼食を終える。チャパティはベニヤ板のように硬く、味も素っ気もなかった。
ガイドのラムさんとポーターくんは地元の人たちと同じようにチベット風に味付けされたダルバートを食べる。
(後日、今回のトレッキング中の食事の話しになったのだが、彼らにしてもチベット風に味付けされたダルバートは超マズかった~。 と吐露していた。)

そこでミネラルウォーターを1本売ってもらう。1L=Rs350、Kathmanduなら1本 Rs20~30程度なのにねぇ。
他の観光地トレッキングコースの場合、車やヘリでの大量輸送が可能だが、このあたりでは、一昔前と同じように基本的に馬や人の背に背負われて運ぶしか選択肢が無く、かつ滅多に外国人トレッカーが訪れない地なので余計に高く付くのだろうな、と理解は出来る。
が、、いったい何時のミネラルウォーターなのだ?

とりあえず、質素な昼食を終え、Kyang村を出発する。
快晴で陽が射してはいるのだが、風が強くひどく冷たくなってきた、ダウンジャケットとハードシェル、バラクラバ、ウールの帽子と手袋は離せられない。
オーバーミトンを持ってこなかったことを後悔する。標高が下がってくるにしたがって、冷たい風が出てきて身体を急速に冷やしていく。

そうこうしているうちに上空には雲が湧いて来始め、山に掛かるようになってきた。雲の動きも速い。
そういえば、登っていた時も標高の低いところの方が天気が不安定で積雪もあったな。
周りがうす暗くなりかけた時、やっとChyakku村のバッティに到着した。今日の行動時間は6時間超、今日も良く歩いた。

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