新生「岳人9月号」特集_Seven Summits … 登山・WanderVogel ― 2014/09/07

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岳人9月号は、編集/発売が中日新聞東京本社から山用品で有名なmont-bellに変わって最初の号なので、新生「岳人」ということになる。
いままでも表紙の写真が他のアウトドア誌の中では一番良かったと思うが、この畦地梅太郎氏の版画もなかなか趣きがあり、硬派でクラシックな山岳誌らしさがあって好きです。
特集は「Seven Summits -世界の最高峰7つの物語-」で、読み物としては面白いが、僕にとっては世界7大陸最高峰という「くくり」自体には何の感慨もない。
実は編集がmont-bellに変わるということで、いままでの硬派な部分の「岳人」らしさが少なくなってしまい、より初心者寄りの薄っぺらい編集内容になってしまうのではないか、と懸念したのだが、まあ何とか今までの良い流れの方を継承しているのかな、と少し評価している。
初心者向けのハウツー本になりがちなのが最近のアウトドア誌の特徴(一時期「岳人」にもそういうところが垣間みれた)なのだが、その中にあってこの編集はなかなか良いではないか。
変わった点といえば、岩や沢、雪山登攀だけでなく、それにプラスしてカヌーやスキーなどオールラウンド系に振れてきたこと。
また、自然教育や環境問題にも目を向けてきているのを感じる。これは良い方向だと思う。
ただし、今までの「岳人」ファンにすぐに受け入れられるかどうかはちょっと疑問。今まで以上の発行部数の減少が編集方針の転換につながらなければ良いが…、と逆に心配になったりして、、
まあ、なにも僕が心配することもないのだが、、、
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岳人9月号は、編集/発売が中日新聞東京本社から山用品で有名なmont-bellに変わって最初の号なので、新生「岳人」ということになる。
いままでも表紙の写真が他のアウトドア誌の中では一番良かったと思うが、この畦地梅太郎氏の版画もなかなか趣きがあり、硬派でクラシックな山岳誌らしさがあって好きです。
特集は「Seven Summits -世界の最高峰7つの物語-」で、読み物としては面白いが、僕にとっては世界7大陸最高峰という「くくり」自体には何の感慨もない。
実は編集がmont-bellに変わるということで、いままでの硬派な部分の「岳人」らしさが少なくなってしまい、より初心者寄りの薄っぺらい編集内容になってしまうのではないか、と懸念したのだが、まあ何とか今までの良い流れの方を継承しているのかな、と少し評価している。
初心者向けのハウツー本になりがちなのが最近のアウトドア誌の特徴(一時期「岳人」にもそういうところが垣間みれた)なのだが、その中にあってこの編集はなかなか良いではないか。
変わった点といえば、岩や沢、雪山登攀だけでなく、それにプラスしてカヌーやスキーなどオールラウンド系に振れてきたこと。
また、自然教育や環境問題にも目を向けてきているのを感じる。これは良い方向だと思う。
ただし、今までの「岳人」ファンにすぐに受け入れられるかどうかはちょっと疑問。今まで以上の発行部数の減少が編集方針の転換につながらなければ良いが…、と逆に心配になったりして、、
まあ、なにも僕が心配することもないのだが、、、
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街路樹も秋の実り・スダジイの実 … 自然観察・WanderVogel ― 2014/09/07
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午前中、仕事の打合せに向かう道すがら、近くのスダジイの街路樹が実を付け始めたのに気がつきました。
スダジイの実、形状はドングリ型ですが、「ドングリ」と言わず「シイの実」という呼び方のほうが馴染みがあるでしょうね。
スダジイはブナ科クリ亜科の常緑高木です。
幹の木肌は、若い頃はスベスベしていますが、年をとると樹皮に縦の裂け目が入り、ゴツゴツした木肌になります。
コナラやクヌギなどのいわゆる「ドングリ」と違って、スダジイの実は始めは(写真のように)全体が殻斗で覆われていて、大きくなるに従って殻斗の先端が割れてドングリ(堅果・けんか)が顔を出してきます。
一般に「シイの木」というとスダジイを指しますが、シイの実はドングリの中でも渋味が少なくて、マテバシイ同様に生でも食べることも出来ます。
縄文時代にはシイの実が「主食」であったと言われているくらいですから、昔から食べられてきたのです。
殻斗が割れて茶色くなったシイの実を採ってきて、フライパンで炒ります。しばらくして、表面がパリンと割れてきたら食べ頃で、炒り過ぎないのがコツです。まあ、生でも食べられるのですから、半生くらいがちょうど良いのかもしれません。
甘味の少ない栗のような味ですが、栗よりももっと素朴で「山里の味」がします。
ちなみに、シイの木(スダジイ)は「横浜の木」でもあります。
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午前中、仕事の打合せに向かう道すがら、近くのスダジイの街路樹が実を付け始めたのに気がつきました。
スダジイの実、形状はドングリ型ですが、「ドングリ」と言わず「シイの実」という呼び方のほうが馴染みがあるでしょうね。
スダジイはブナ科クリ亜科の常緑高木です。
幹の木肌は、若い頃はスベスベしていますが、年をとると樹皮に縦の裂け目が入り、ゴツゴツした木肌になります。
コナラやクヌギなどのいわゆる「ドングリ」と違って、スダジイの実は始めは(写真のように)全体が殻斗で覆われていて、大きくなるに従って殻斗の先端が割れてドングリ(堅果・けんか)が顔を出してきます。
一般に「シイの木」というとスダジイを指しますが、シイの実はドングリの中でも渋味が少なくて、マテバシイ同様に生でも食べることも出来ます。
縄文時代にはシイの実が「主食」であったと言われているくらいですから、昔から食べられてきたのです。
殻斗が割れて茶色くなったシイの実を採ってきて、フライパンで炒ります。しばらくして、表面がパリンと割れてきたら食べ頃で、炒り過ぎないのがコツです。まあ、生でも食べられるのですから、半生くらいがちょうど良いのかもしれません。
甘味の少ない栗のような味ですが、栗よりももっと素朴で「山里の味」がします。
ちなみに、シイの木(スダジイ)は「横浜の木」でもあります。
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