新潟・南魚沼の春2008/04/11

南魚沼の春の里山
新潟県の南魚沼地域に行ってきた。仕事で出かけたので解禁したばかりの渓流にも、ちらほら出始めた山菜にも縁の無かった出張であった。4月に入ってやっと春らしい景色が目についてきた。里山の雪も立木の幹の回りから円形に解けてきて木々の春の息吹を感じる一瞬である。山菜はだいたいが出始めの新芽を食するのでその旬の時期は本当に短い。1週間おいて行ってみるとほんの小さなつぼみであったものが大きく伸びすぎてしまうのだ。この季節の雪国の景色の変貌ぶりは毎年のことながら驚かされる。山の木々から発せられる生命力溢れる「気」は、大気さえもそのエネルギーで満ち溢れていく。とうぜん回りの動物や人間もその影響を受けることになる。川は雪解けの水「雪代」が流れ込み少し白濁した大量の水で満たされている。桜のつぼみもまだピンク色に色付く前の状態で、これから一気に様々な色に大地が染まるのであろう。このかけがえのない一瞬があるからこそ雪国は美しいのだ。

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