甲府の町中に点在するオアシス「ブドウ棚」2008/08/23

甲府のブドウ棚
石和市や甲府市には町中のそこかしこに「ブドウ畑」が点在しています。今の時期、たわわに実った大きなブドウが棚の下にたくさん垂れ下がっています。暑い日差しの中、棚下だけが日陰で涼しげで、みずみずしいその大きなブドウの粒は本当に美味しそうで、そばを通る時に思わず手が伸びそうになります。

葡萄は僕に「異国の香り」を運んできます。20数年前にシルクロード・タクラマカン砂漠のクチャやカシュガルを旅した時に、同じようなブドウ棚をたくさん見ました。その時のブドウの粒はこんなに大きくはなかったけれども、その棚の作る日陰こそが砂漠の暑さを忘れさせる「オアシス」だったことが思いだされます。
中国の西、西安から汽車とバスを乗り継いで1週間もかかってたどり着いたカシュガルは、まさに砂漠の西の果て、パミール高原の始まる地です。ブドウ棚の下にいると、羊肉と香辛料の焼ける煙りとブドウの甘い香りが合わさった「シルクロードの臭い」が記憶によみがえってきます。

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