やどりき水源林/ガクウツギの花と萼片 … 自然観察・WanderVogel2014/05/22

丹沢のガクウツギ
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丹沢の沢沿いではこの時期、たくさんの種類のウツギが次々に咲きますが、白く大きくよく目立つのがガクウツギです。
ガクウツギ:ユキノシタ科 アジサイ属(落葉低木)

ガクアジサイに似たウツギだから「ガクウツギ」という名が付いたと聞くが、低木の枝いっぱいに広がって咲く姿はガクアジサイよりもインパクトがあります。

花は線香花火のように散らばって咲く黄色い部分(散房花序)がそうで、目立つ白い「花」は萼の変化した装飾花です。
萼片は3~4枚が大きくなるが、大きさはバラバラです。

同じ科、同じ属のノリウツギと花(萼片)自体の様子は似ていますが、そちらのほうは高木で、葉も大型、花のつき方も違います。
近くにはよく似たヤブデマリも咲いていましたが、萼片の数と葉の形で容易に区別がつきます。(つくようになりました。)

ガクアジサイやアジサイは6月から梅雨入りにかけて、見頃をむかえます。このあたりでは鎌倉のお寺や小田原城などが有名です。
梅雨の時期、北鎌倉の長谷寺や明月院、東慶寺を始め多くのお寺があじさい一色になります。
また、本牧・三渓園でもたくさんのあじさいが植えられていて、毎年6月にはいる頃には大池の周りに咲くハナショウブと美しさを競っています。

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