鹿沼の岩山で見つけたツクバネウツギ … 自然観察・WanderVogel2015/06/22

ツクバネウツギ
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関東以西に広く分布するツクバネウツギ(スイカズラ科)は、丹沢でも奥多摩でも林内で割りと良く見かけるのですが、関東北部に位置する栃木県でも見られるんですね。

すでに花の季節は終っていて、花びらはすべて落ちてしまって、花柄の先にはツクバネの特徴的な萼片だけが残っています。
この萼片、花の咲いている時には緑色をして目立たないのですが、花が落ちるとピンク色から紅紫色に色付き目立つようになります。

このツクバネウツギの萼片には、重要な最後の役目がまだ残っています。

根元に果実が出来て枯れて枝から離れると、この萼片がプロペラの役目をして、クルクルと回転しながら風に乗って、遠くへと種子を運びます。
何げない仕掛けですが、自然というのは、ほんとに良く考えられていますねぇ。

丹沢山のツクバネウツギ:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2013/05/26/

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