園芸屋さんで買ったヒカゲヘゴがなかなか魅力的 … 植物観察・WanderVogel2016/04/14

ヒカゲヘゴの鉢植え
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仕事の帰りによった園芸屋さんで、面白い姿をしたシダが置いてあったので思わず買ってしまった。
で、帰ってさっそく自宅にあった鉢に植え替えてみた。

ヒカゲヘゴという大型のシダで、日本最大級のシダ植物だそうです。これはまだ子供の姿ということですね。
沖縄諸島から南の熱帯雨林に自生していると言うことでしたが、恐竜時代の生き残りという感じがしてなかなか魅力的です。
(八重山諸島では新芽や茎を酢の物や煮込みで食べると聴きました。食べてみたいなぁ。)

どこの家でもそうでしょうが、僕の家の庭にも数種類のシダ植物(オニヤブソテツ、タマシダ、イヌワラビ、ホウライシダ、コバノヒノキシダ など)が勝手に生えてきています。
そのうちのいくつかを鉢に植え替えて、家の中で眺めて楽しんでいます。
(いつも行く渓流から持ち帰ってきたら、、という悪魔のささやきが聴こえてくることもありますが、自然公園内ではどんな動植物の持出しも持ち込みも厳禁なので、あくまで自宅周辺か園芸屋さんからということになるんです。)

庭では邪魔者のイメージが強いシダ植物やコケ植物(蘚苔類)ですが、鉢植えにして間近でじっくり(出来ればルーペで)観察してみると、これがまたかなり魅力的で面白い。

まさに、“シダ萌え” “コケ萌え” の世界です。


ちなみに、鉢は30年くらい前に青山の骨董通りにある骨董屋さんで買ったもので、信楽焼の窯元で釜の中に入れる作品を覆っていた小型の「サヤ・匣鉢」を植木鉢に転用したものです。
何度も釜に入れられ焼かれたことで、鉢の全体に幾層もの自然釉が降り掛かり、何とも言えない良い肌合いになっています。

後ろの細いストライプのカーテンは、今回やった部屋の改装に合わせて新調したもので、自然栽培綿を手紡ぎした糸で織ったものです。
黒っぽい縦の筋は五倍子(ヌルデという植物の虫こぶから作る染料)で染めた糸を紡いで作られています。

今は全体的に生成りの色をしていますが、紫外線をたくさん浴びると陽に晒され漂白されていき、どんどん白くなっていくというので、それも楽しみです。

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