庭の千両/万両を食べ尽したヒヨドリ … 自然観察・WanderVogel2014/02/18

ヒヨドリ
- -
2月に入り関東甲信地方では記録的な大雪に見舞われ、高速道路はもちろんのこと主要国道から県道、一般の生活道路までが雪(と、動きが取れず乗り捨てられた車)で埋まってしまい陸の孤島となってしまった地域が多く出ました。
(これを書いている時点でも、雪で埋まって4日以上たった今でもなお道路が不通になったままの地域がまだまだ多くあります。)

特に山梨県や長野県、埼玉県など普段あまり積雪の多くない地域に集中的に雪が降ったもんですから、完全に除雪機能がパンクしてしまったようです。
もはや大災害レベルです。

ここ横浜/金沢八景あたりは雪の降った当日は確かに大変でしたが、ニュースで言われるほどの積雪量ではなく、2~3回雪かきをした程度でわりとすぐに融けました。
ですから被災されている方々には申し訳ないが、いたってのんびりしたものです。

この大雪による被害はなにも人間だけ というわけではなく、当然 里山に棲む動物たちや鳥たちにも影響があります。
冬眠の出来ないシカやイノシシや鳥たちにとっては、大雪の中での食料確保がかなり難しくなると思います。場合によっては春の雪解けまで命をつなげない動物も出てくるでしょう。
ここ数十年に渡って増え続けている丹沢のホンドジカの「出生率」も今年はガクッと下がるかもしれませんね。
まあ、こればっかりは大自然の摂理ですから、ある周期で繰り返されてきた「自然」の流れなのだ、と思えばかわいそうだが納得もできます。

ここには、裏庭に咲いている花や実を目当てにヒヨドリやムクドリ、メジロ、スズメなどの「里山の鳥」がけっこう姿を見せます。
2月初めごろにはすでに万両/千両の小さな赤い実はすっかり食べ尽されてしまっていて、ここで唯一残っている黄色く色づき始めた「金柑」の実を狙ってさらにヒヨドリが飛んできます。
金柑の実はさすがに丸ごとは食べられませんから、いったん地面に(雪の上に)落としてから時間をかけて小さくちぎりながら一生懸命食べていました。

でも、熟していない硬い金柑の実なんて美味しいのかねぇ。

アクセスカウンター